そばロボット、どんぶり食洗ロボット、ビール提供ロボットをコネクテッドロボティクスが展示会で公開へ
「調理ロボットサービス」を開発するコネクテッドロボティクスは、2月18日(火)~21日(金)に開催するフードサービスの展示会「国際ホテル・レストランショー2020(HCJ2020)」に出展し、今回新たに「そばロボット」「どんぶり食洗ロボット」「ビール提供ロボット」の3種類のロボットサービスと、「OctoChef」「レイタくん」「コンビニ調理ロボットHot Snack Robot」の全6種類のロボットを展示することを発表した。(冒頭の写真は同社が開発したたこ焼きロボット「OctoChef」:公式ページより引用)
展示会では、ブースを3つに区切り、テーマに合わせた調理ロボットを展示する。
駅中そばゾーン: そばロボット(NEW)/どんぶり食洗ロボット(NEW)
フードコートゾーン: たこ焼きロボット/ソフトクリームロボット/ビール提供ロボット(NEW)
コンビニゾーン: コンビニ調理ロボットHot Snack Robot
各ロボットの機能
■茹でる・洗う・締めるの一連のそば調理プロセスを自動化する「そばロボット」
駅中の立ち食いそば店では、乗車前や乗り継ぎの合間にさっと食事をすませる。スタッフは時間に追われながらの連続作業となり1日中大忙し。その調理工程は、そばをまとめて茹で、一人分を取り分けて提供する。
そばロボットを活用することで、そばを茹でる、洗う、締めるという工程を自動で行うことが出来る。この取り組みは、JR東日本スタートアッププログラムに採択され、JR東日本スタートアップと日本レストランエンタプライズが連携して進めている。今後はJR東小金井駅の「そばいち」にて実証実験を行う予定。
製品名 | そばロボット |
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機能 | アームロボットが専用てぼを持ち上げ、 そばの茹で作業を行い、 水でぬめり取りを行い、 冷水で締める作業を行う |
生産能力 | 1時間あたりのそば生産量:40食 |
■マーカーレスでお皿を認識し、皿にあった洗い方が可能 どんぶり食洗ロボット
飲食店におけるお皿洗いは臭い・汚い・きついと言われ敬遠される仕事。どんぶり食洗ロボットは、これまでに展示会で発表してきたデモ機を、実際のキッチンで稼働させるために製品化した食洗ロボット。プロジェクトは、東京農工大学水内研究室との共同研究として開発を進めてきたもの。
同サービスを活用することで、スタッフは残飯を捨ててお皿を置いておくだけで、ロボットがお皿を認識し、予備洗い、食洗機での洗浄、洗浄後のお皿を棚に並べる作業を自動で実施する。高度な画像認識技術・AI技術を搭載しているため、お皿に特定のマーカー(印)をつけずとも、また、お皿が汚れていたとしても、多種類の皿を区別して認識し、お皿にあった洗い方を可能としている。
製品名 | どんぶり食洗ロボット |
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機能 | アームロボットが平置きされたお皿とグラスを識別し、 持ち上げ予備洗いをしてラックに重ねて入れ、 食洗機にラックを押し込みます。 その後洗浄が終わった後の皿とグラスを、 棚に陳列します。 (※アームロボットを2本利用します) |
処理能力 | 30分で約20~30人分の食器を洗浄可能 |
■天井から吊るされたロボットアームがビールを提供 ビール提供ロボット
居酒屋のキッチンでは沢山の調理を行うため、ドリンクを作るためのスペースが限られている。また、ビールの注文が重なると提供に時間がかかってしまう。省スペースで設置できるビール提供ロボットを活用することで、オーダーと同時にロボットがビールを淹れ始め、スタッフは受け取るだけの作業となり、人が張り付く必要がなくなる。
製品名 | ビール提供ロボット |
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機能 | アームロボットがプラコップを取り出し、 ビールを抽出し、 提供を行います。 |
生産能力 | ビール1杯あたりの提供時間:1分 |
【会期】2020年2月18日(火)~21日(金) 10:00~17:00(最終日は16:30まで)
【会場】幕張メッセ 国際展示場7ホール
コネクテッドロボティクスブース 「7-H23」
「OctoChef」「レイタくん」「Hot Snack Robot」の機能
たこ焼きロボット「OctoChef」は、鉄板に油をひき、生地の流し込みから焼き上げまで自動で行う。1回約20分でたこ焼きを96個調理可能。食材の仕込みとトッピングはスタッフが行う。
ソフトクリームロボット「レイタくん」はソフトクリームの注文受注から巻き作業、商品の提供までの作業工程を行う。1個あたりの提供時間は約32秒。
コンビニ調理ロボット「Hot Snack Robot」は、冷凍庫から唐揚げ等の材料を取り出してフライヤーで調理を行い、調理後はケースに移し替えセルフ式保温庫へ入れる。更にロボットがセルフ式保温庫の在庫管理を行い、商品が足りなくなった時点で自動的に調理を行う。生産能力は約5分で20個の揚げ調理が可能。
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山田 航也横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。