「第4回 ロボデックス-ロボット開発・活用展-」が2/12から14日に開催 関連3展で730社が出展 展示ロボット紹介

最新ロボットから周辺機器、ロボット開発技術まで一堂に集まる「第4回 ロボデックス-ロボット開発・活用展-」が、2月12日(水)から14日(金)の3日間、東京ビッグサイトにて開催される。同展では270社が最新ロボットをはじめ、ロボット開発・製造に必要な技術や製品を紹介する。また、多くの企業が会場で実機展示を行なうため、イベントに出向いて直接体験することも可能だ。今回の記事では、その中から一部の展示を紹介する。(上の画像は昨年の様子 ロボデックスから引用)





出展製品紹介

■NECネッツエスアイ: 自律走行型案内ロボット「YUNJI SAIL」



「YUNJI SAIL」(ユンジ セイル)は、32型の大型ディスプレイ搭載の自律走行型案内ロボット。タッチスクリーンを利用したインタラクティブなコンテンツ表示、目的地への誘導や、誘導先での動画再生が可能。


関連サイト
YUNJI SAIL公式サイト



■正興電機製作所: 警備員の省人化を実現する警備ロボット「SS01」



SS01は最新3Dレーザーナビゲーションシステムを搭載した多機能警備ロボット。身長は160cm。不審者・不審物の発見、温度測定による防火、顔認証、扉の開閉確認、駐車場管理が警備員に成り代わり実現可能。2016年開催のG20会場では海外同一モデルが警備用ロボットとして初めて採用された。これ以降も大型ショッピングセンターや大規模な工場で採用されており、現在までに約200台が運用されている。


関連サイト
SS01 製品情報

■(株)くうかん: 床洗浄ロボット「ADLATUS」



「ADLATUS」はADLATUS Robotics社の全自動床洗浄ロボット。充電から、給排水まで全て自動で行い、一回の充電で平均4時間稼働できる。エリアごとに清掃度合いを調節でき、スマホやタブレット、PCで遠隔操作が可能。

■東京都立産業技術研究センター: マスコットキャラクターロボット「チリン」



都産技研では、ロボットの開発経験の少ない中小企業が導入しやすい、移動プラットフォームとして活用できるT型ロボットベースを提供している。「チリン」は同プラットフォームの活用例として製作されたロボット。チリンは追従型ロボットとして開発人の後ろについて、追従しながら会話をしたり、展示物等の解説を行うことが出来る。第4回ロボデックスでは、案内、産業、点検、介護用ロボットを展示する。

関連サイト
都産技研

■ニットー: archelis(アルケリス)



archelisは足に付けたまま歩行し、腰をかがめるとイスのように支えてくれるウェアラブルチェア。バッテリーを使用していないため、充電やバッテリー切れを気にすることなく、手軽に装着して使用できる。2018年度グッドデザイン賞を受賞した。ブース内では、アルケリスの実機を装着出来る「装着体験会」を実施。

■マクニカ: 自動清掃ロボット「Neo」



Neoは、カナダのAvidbots(アヴィドボッツ)社製の清掃ロボット。大容量タンクと大容量バッテリーを搭載し、1度で広範囲の清掃が可能。清掃は用途に合わせて床を磨くディスクブラシか、粗ゴミをを集めるシリンダーブラシかを選ぶことができる。日本を代表する空港をはじめ、ショッピングモールや駅などに採用されており、マクニカは日本国内における代理店を担当している。

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■ジェイテクト:パワーアシストスーツ「J-PAS LUNBUS」



J-PAS LUNBUSは「J-PAS」シリーズの中出力タイプ。自然な姿勢動作を機器がアシストし、持ち上げ、持ち下げの作業を軽減してくれる。人の動きに調和したアシスト機能として、必要な時に必要な大きさのアシスト、作業に応じて、アシスト特性を変更可能、快適な作業支援を実現する。

■安田産業: 装着型サイボーグHAL(R)腰タイプ作業支援用



HAL(R)腰タイプ作業支援用は、物を持ち上げる時や運ぶ時の腰部への負荷を低減してくれる。約3kgのコンパクトな軽量モデルのため長時間の作業でも邪魔にならず、女性や高齢者でも負担なく使用できる。HALシリーズは、人の運動意思を反映した信号が脳から筋肉に伝達された際に、皮膚表面に漏れ出てくる微弱な生体電位信号をセンサーで検出。検出された生体電位信号や姿勢などの情報に基づいて、装着者の意思に従った動作を実現するための力を発生させアシストしてくれる。安田産業はCYBERDYNEの代理店を担当している。

第4回ロボデックスでは、製造業におけるDX(デジタルトランスフォーメーション)」を実現するために必要な技術が多数出展する「第4回 スマート工場 EXPO」と、最新のウェアラブル端末から、活用ソリューション、AR/VR技術、最新ウェアラブルデバイス開発のための部品・材料まで、ウェアラブルに関する全てが出展する「第六回 ウェアラブルEXPO(ウェアラブル活用・開発展)」も同時開催する。



自動化・人手不足対策など関連3展で730社が出展。AI×ロボットなどセミナー全90講演行われる。その他詳細は公式サイトで確認できる。

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山田 航也

横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。

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