AIバスケットボールロボット「CUE4」がアルバルク東京へ復帰 開発チーム「リーグ三連覇へ貢献めざす」

アルバルク東京は、レバンガ北海道へ期限付き移籍していたAIバスケロボット「CUE4(キューフォー)」が、期限付き移籍期間満了に伴いアルバルク東京へ復帰することを発表した。

「CUE」は2018年にアルバルク東京に入団し、ロボット初のプロバスケットボール選手としてのキャリアをスタート。初代CUEではシュートする際にフリースロー付近だったシュートエリアが、CUE4でハーフラインを超えるなど、この約2年間、クラブの成長とともに大きな進化を遂げてきた。CUE4はその四代目にあたる。


【CUE4 誕生までの道のり】
トヨタ自動車の有志が集まって開発がスタートした。バスケットのゴールを決めることに特化したロボット。主に試合前やハーフタイムのイベントなどに登場し、スリーポイントシュートやバンクシュート、センターサークルからのロングシュートが可能。 初代CUEは2018年3月28日にお披露目、リングから2〜4メートルの距離であれば狙ったシュートを100%外さない性能を見せた。
その後、「飛距離が伸びない」というCUEの課題を解決した「CUE2」が2018年11月24日にお披露目。「CUE2」は手首もスナップが効くようになったため飛距離が伸びた。しかしその分動きが複雑になり、お披露目された際には1本シュートを外してしまった。そしてさらに改良を重ねたCUE3が2019年4月10日にお披露目。3ポイントシュートを見事に決めた。そして同年の6月には「ヒューマノイドロボットによる連続フリースロー最多成功数」のギネス記録を取得。成功数は東京オリンピック・パラリンピックに由来した2020本。

■CUE4(キューフォー) 選手情報
背番号:94
ポジション:SG(シューティングガード)
身長:209㎝
体重:91kg

レバンガ北海道へ期限付の移籍は2019年12月12日に発表されたもの。約2ヶ月半の月日を経て、アルバルク東京に復帰する。

「CUE4」期限付き移籍について、開発チームは次のようにコメントしている。

■開発チームのコメント
アルバルク東京で再びバスケットボールができることを非常にありがたく思います。レバンガ北海道での約2ヶ月半という短い時間ではありましたが、大声援の中でパフォーマンスさせていただいた北海きたえーるでのデビュー戦やBリーグオールスターゲーム出場などCUEにとって非常に意味のある時間でした。この経験と成長を活かして、アリーナ立川立飛で躍動し、リーグ三連覇に貢献できるよう全力を尽くしていきたいと思います!応援よろしくお願いします。

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山田 航也

横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。

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