NTTドコモがドローンレースの共同開催へ 時速100kmで0.1秒を争う空中バトルの動画を公開「SUPER DRONE CHAMPIONSHIP」

DRONE SPORTS、NTTドコモ(以下、ドコモ)、NTTぷららは、2020年3月31日(火)に、新たなスポーツ視聴体験を提供するドローンレース「SUPER DRONE CHAMPIONSHIP」を共同で開催することを発表した。(上の画像はyoutubeよりキャプチャー)


スピードとテクニックを競う屋内ドローンレース

同大会はトップクラスの選手が集い、スピードとテクニックを競う日本最大級の屋内ドローンレース。First Person View(遠隔操縦における一人称視点)ゴーグルを着用したパイロットが、ゴーグルに映し出されたドローン視点の映像を頼りに、時速100kmを超える機体を操縦。

全選手が同一仕様の機体を用いるレースとして、DRONE SPORTSが開発するレーシングドローンを採用。一般的なレーシングドローンに比べ、1.7倍の機体サイズで高輝度LEDを備えることで、ドローンの識別性を向上し、質の高い視聴体験を実現しているという。

大会では年齢、性別を超えて誰もがヒーローになれる「無限」の可能性と、自分の限界にチャレンジしそれを飛び越えるという意味を込め、テーマとして「LIMITLESS FLIGHT(リミットレス・フライト)」を掲げている。出場パイロットの最大年齢差は30歳。ウェイトもパワーも関係なく、テクニックのみで勝敗が決まる。


パイロット情報 公式サイトより引用

テーマに合わせて最新のデジタルアートを駆使し、リアル(現実)とバーチャル(仮想)の二つの異なる世界を融合した「無限」の世界観を演出し、新たなスポーツ視聴体験を生み出す。また、国内のドローンレースでは珍しい大型レーシングドローンを用いた屋内レースとしたことで、ドローンレースの持つスピードやスリルを放送・配信映像において最大限楽しむことができるという。

なお、大会は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため無観客で実施し、「AbemaTV」で生放送、「AbemaTV」「GAORA Sports」「ひかりTV」「dTVチャンネル」でアーカイブ放送・配信する。

■放送・配信情報
「AbemaTV」
【生配信】2020年3月31日(火) 午後4時~午後8時
【アーカイブ配信】日程が決まり次第、大会公式サイトで告知。

「GAORA Sports」
【ディレイ放送】2020年4月1日(水) 午後10時30分~翌午前2時
【再放送】日程が決まり次第、大会公式サイトで告知。

「ひかりTVチャンネル」
【ディレイ放送】 前編と後編に分けて放送。
前編:2020年4月21日(火) 午後7時30分
後編:2020年4月28日(火) 午後7時30分~午後9時30分
【アーカイブ配信】2020年4月21日(火)からひかりTV VODで配信。

「dTVチャンネル」
【ディレイ放送】 前編と後編に分けて放送。
前編:2020年4月16日(木) 午後7時~午後9時
後編:2020年4月18日(土) 午前8時~午前10時
【アーカイブ配信】 上記放送後に開始。


近年、ドローンレースの人気が上昇

ドローンの産業への活用は加速しており、2024年の国内市場規模は5,073億円に達すると予測されている(インプレス総合研究所「ドローンビジネス調査報告書2019」)。その流れのなか、ドローンを操作して一定のコースを飛行しその速さを競うドローンレースは、欧米やアジアを中心に、新しいスポーツの一つとして近年人気が上昇している。DRONE SPORTS、ドコモ、NTTぷららは、同大会の開催を通じて、競技者の裾野拡大やファンの増大を図り、関連する企業と共に産業の活性化に貢献していきたいと考えている。



■各社の主な役割
「DRONE SPORTS」
競技運営、ドローン機体開発など
「ドコモ」
コンテンツ企画、マーケティングおよび技術支援など
「NTTぷらら」
コンテンツ運営、映像制作・放送統括、協賛社窓口など

DRONE SPORTS、ドコモ、NTTぷららは、今回のレースを通じてスポーツ観戦・エンターテイメント鑑賞体験の高度化に向けた知見を得るとともに、将来的なドローンへの5G活用についても検討を進め、スポーツ・エンターテイメント分野におけるさらなる価値創造に努めていくとしている。

関連サイト
SUPER DRONE CHAMPIONSHIP

ABOUT THE AUTHOR / 

山田 航也

横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。

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