株式会社ドワンゴは、現在開催中の「ニコニコネット超会議2020」のプログラムの一つとして4月19日(日)に生放送される「超リモート歌ってみた~おうちで開催 テレビ電話でカラオケ大会~」で、ヤマハ株式会社が開発している遠隔応援システムを導入する。
遠隔応援システムは「Remote Cheerer powered by SoundUD(リモートチアラー パワード バイ サウンドユーディー)」で、共同実験の形で実施される。
現在、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い緊急事態宣言が発令されるなど、多くの活動が制限されている。両社は、今回の共同実験によって、視聴者の声を少しでも多く現場に届け、視聴者と出演者が一体となって楽しめる、臨場感に溢れたインタラクティブな視聴体験を提供したい考えだ。
実験概要 ~声援を自宅から、遠隔地の出演者に届ける~
同実験では、「超リモート歌ってみた~おうちで開催 テレビ電話でカラオケ大会~」の生放送中に、『Remote Cheerer powered by SoundUD』の対応アプリ「おもてなしガイド」を用いることで、自分の声や拍手、サウンドエフェクトなどを、会場に設置されたスピーカーを通じて音で届けられる。スピーカーは会場各所に設置されており、どのスピーカーから音を出すかもアプリから選択できるため、あたかも出演者が観客席にいるかのような感覚で、生放送出演者に白熱の声援を届けることが可能となる。
対象プログラム
生放送タイトル | 「超リモート歌ってみた~おうちで開催 テレビ電話でカラオケ大会~」 |
---|---|
実験内容 | DAMの家庭用カラオケアプリを用い、採点機能や視聴者アンケートを用いた勝ち抜き歌合戦を実施、生放送する。歌っている本人はニコニコ生放送のコメントを読むことができないため、スピーカーを設置し、視聴者の応援の声を届ける。 |
放送日時 | 4月19日(日)13時~ |
番組URL | https://live.nicovideo.jp/watch/lv325251964 |
「おもてなしガイド」について
アプリ料金 | 無料 |
---|---|
提供元 | 一般社団法人音響通信協会 |
備考 | 一部のプログラムでは「おもてなしガイド」等の「SoundUD」対応アプリに対して、「SoundUD」の多言語同時翻訳システムを用いた多言語配信も行う予定だ。 |
http://omotenashiguide.jp/
実験参加方法
1 | App Store、Google Playより「おもてなしガイド」アプリをスマートフォンなどにインストール |
---|---|
2 | 対象プログラムの放送中にアプリを起動し、「ニコニコネット超会議」のアイコンをタップ |
3 | アプリに表示される操作方法に従い、声援や拍手などを現場に送信 |
遠隔応援システム『Remote Cheerer powered by SoundUD』
昨今、テレビやラジオ、ストリーミング配信、パブリックビューイングなどを通じて、音楽ライブやスポーツ中継、講演会などを離れた場所から鑑賞する機会が増えている。その一方、遠隔地や自宅で鑑賞している人の熱い声援を会場に直接音で届けることは出来ていない。同システムは、こうした課題を解決するために開発が進められている特許出願済みの新技術である。
子育てや入院などで会場に行きたくても行けない人や、海外など遠方に住んでいる人でも、「おもてなしガイド」などの対応アプリを使用することで、自身の声援を会場に設置したスピーカーを通じて、音で現場に届けることが可能。他にも、放送と連動して視聴者限定コンテンツやサービスをスマートフォンに提供したり、ユーザーから送られてきた音声に連動して会場のサイネージの表示コンテンツを切り替えたりするなど「SoundUD」の技術を活用して、遠隔地と会場をつなぐインタラクティブな演出を容易に行えるシステムだ。
「SoundUD推進コンソーシアム」(事務局:ヤマハ株式会社)が普及推進する音のユニバーサルデザイン(Sound Universal Design)を実現するための技術。「SoundUD」対応スポットでは、対応アプリを通じて、音や空間と連動して、その場で必要となる様々な情報に簡単にアクセスできる。
■【動画】遠隔応援システム Remote Cheerer powered by SoundUD(β版)
ニコニコネット超会議2020 Supported by NTT 開催概要
「ニコニコネット超会議2020」は、毎年4月開催の「ニコニコ超会議」日程に、新たな6日間を加え、4月12日(日)~4月19日(日)の計8日間にわたり開催するネットイベントだ。開催期間中は、niconico公式サイトのTOPページが【ネット超会議会場】となり、日本に存在する様々なエンターテインメントを集合させ、日本最大のインターネットの祭典を目指す。