会話ロボットが家族をつなぐ　「Tapia」を子どもや高齢者の家族、医療、介護、福祉関連の事業者に無償レンタル提供　MJIが発表

コミュニケーションロボット「タピア」を外出自粛中、自宅待機中で家族と会えない人や家族に向けて無償で貸し出す。また、医療・介護・福祉関連の事業者が施設等で利用したい場合には一定数の貸出も検討している。

AIの開発及びコミュニケーションロボットの開発・製造・販売を行うMJIは、新型コロナウイルス感染症対策の応援としてコミュニケーションロボット「Tapia」(タピア)の期間限定無償レンタルを開始することを発表した。
レンタル台数は30台程度を予定する。


同社は3月に、新型コロナウイルスの影響による休校などで、在宅が増えている子どもがいる家庭に向けて、「Tapia Pocket」(タピアポケット)のタピアβ版とそれに付随するサービスを無償で提供した。今回は、全国的に外出自粛が拡がっていることや、子どもに限らず、離れて暮らすお年寄りなど、更には医療・介護・福祉関連の施設等、対象を拡げて提供することに決めた。
対象製品は前回同様にタピアβ版。直接会えない家族(高齢者など)のみまもりや、ビデオ通話で顔を見ながら会話できる。また、スマホアプリとリンクしていれば家族や知人限定でビデオ通話することも可能。

家族をみまもりできるコミュニケーションロボット「Tapia」

タピアは、くりくりの目が特徴的な卵形のコミュニケーションロボット。身長は約25cm。カメラ、スピーカー、マイク、タッチパネルモニタを搭載し、バッテリーを内蔵。タピア自身が発話するだけでなく、モニタ部分に豊かな表情、テキストや動画などの表示をして、情報を伝えることができる。

また、スマホアプリとリンクした家族・知人とだけビデオ通話やみまもりが可能。自宅で待機している人がスマートフォンを持っていなくても、離れた家族はスマートフォンの専用アプリで、自宅のタピアを通してビデオ通話の発着信が行える。

■ビデオ通話機能 イメージ



みまもり時には誰がみまもっているかをタピアが発話し、画面部分に名前が表示される。MJIは居室などにタピアを設置することをお勧めしている。

■みまもり機能 イメージ



また、アプリはビデオ通話のみできるユーザーの設定も可能。例えばデイサービス等に行けない間、ビデオ通話をしながら簡単な体操を一緒に行う、日々の調子を双方向で確認する、ということもできる。

申し込み方法

タピアポケットβ版 期間限定無償レンタルサービスの申込開始は4月20日(月)15時から。レンタル期間は5月末まで。申込手続き完了次第、随時発送される。(レンタル期間延長については要相談)

申し込みページ
https://mjirobotics.co.jp/tapiapocketform/

申込みにあたっての注意事項は以下の通り。

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