【世界初】ユーザーの気分を分析してAIが自動作曲 Apple Watch対応のiOSアプリ「AImelo」(アイメロ)

クリムゾンテクノロジーは独自技術の「brAInMelody」(ブレインメロディ)を用いて、エンターテインメントをヘルスケアに活かす「マインド・ウェルネス・ソリューション」実現の第1弾として、iOS向けアプリ「AImelo」(アイメロ)を2020年4月20日にApp Storeでリリースすることを発表した。料金は無料。Apple Watchを持っていなくても利用できる。同社によれば、このようなアプリは世界初としている。


ユーザーの今の「なりたい気分」に合わせてAIが自動作曲

「AImelo」はユーザーの今の「なりたい気分」に合わせてAIが自動作曲し、ユーザーに提供。曲を聴いた後はユーザーが「気に入った」、「元気になった」を3段階で評価。回答は次に再生される曲に影響していく。


アプリの説明や使い方は、同社発売の音声変換アプリVoidolの人気キャラクター「音宮いろは」が丁寧にナビゲート(画像はApp Storeから引用)

同アプリはApple Watchに対応しているため同時に使用すると、心拍数の変化によってユーザーの今の気分を分析して推定。そこからAIエンジンがアクティブやリラックスなど「なりたい気分」に向かわせる音楽をユーザーに提供する。


心拍数はApple Watchによって測定

クリムゾンテクノロジーはAIエンターテインメントの市場創出に向けた新規事業方針の一環として「brAInMelody」を提案し、個人または複数の歌唱データを元にAI技術で音楽を自動生成し、オリジナル・AIサウンドロゴの受託制作を行う事業を展開している。


「brAInMelody」は個人の脳波や心拍などのバイタルセンシングデータからAIが感情推定を行って作曲用ルールを生成し、AIが作曲した音楽を聴くことによってユーザの感情を「なりたい気分」に向かわせることを実現する技術。同社は「brAInMelody」のAIの技術をエンターテインメントに応用し、音楽や音の力を日常のストレス緩和や睡眠の質向上といった、メンタルケアの分野に活かしていくことを目指している。

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山田 航也

横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。

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