【未来感】リモートワーカーが隣にいる存在感!映像や動きを投影する「HoloD」(ホロディ)をH2Lが発表 テレワークを円滑に

H2Lはリモートワーカーの映像や動きを投影するシステム「HoloD」(ホロディ)とその申し込み受付を開始したことを発表した。同社はこの技術を透過ホログラムと呼ぶ。

「HoloD」はリモートワーカーの映像と体の動きを透過ホログラムに映し出すシステム。リモートワーカーは透過ホログラムに投影する実体を「PCカメラ映像のリモートワーカー抜き出し」あるいは「合成アバター」(FirstVRの貸し出しが必要)から自由に選ぶことができる。



オフィスワーカーはHoloDを使用しているリモートワーカーに、実際にオフィスに存在しているように話しかけたり、透過ホログラムに設置されたカメラを通じてリモートワーカーにモノを見せたりすることができるため、他のオフィスワーカーと同じようなコミュニケーションを取ることが可能。月額12,000円〜利用できる。



リモートワークのコミュニケーションができない、人の管理が難しいなどの課題を解決

現在、新型コロナウイルス「COVID-19」の感染拡大のため非常事態宣言が出され、多くの企業でも感染拡大防止のための処置をとっている。その中でもリモートワークを行なっている企業は多く、一般社団法人 日本経済団体連合会の調査によると、緊急事態宣言の発令後、テレワークや在宅勤務を導入した企業は406社中397社(97.8%)となっている。

リモートワークの導入にあたって遠隔になることで円滑なコミュニケーションができないことや、リモートワーカーの管理が難しいなどの課題が挙げられる。

それらの課題を解決する新サービスとして、H2LはリモートワークシステムHoloD(ホロディ)を提供する。HoloDにより法人,リモートワーカー,オフィスワーカーは以下のようなメリットを得ることができる。(HoloDの動作環境はMacOSが10.14以上、Windowsが10以上)

法人のメリット
リモートワーカーを積極的に採用することで出勤のための交通費、出張費、オフィス家賃といった経費を削減。また、リモートワーカーの居住区にとらわれない、様々な人員配置を行うことができるようになる。さらに、遠隔地からの人材採用の幅も広がる。結果的に、オフィスに大人数で集合するシーンを避けられ、新型コロナウイルスをはじめとするパンデミック時でも業務対応がスムーズになる。

リモートワーカーのメリット
オフィスへ出勤する必要がないため移動時間は0分。場所にとらわれない働き方ができるようになるため、地方の自宅から都市部にあるオフィスへの出勤が実現。また、オプションとなる合成アバターを利用すると出勤時の服装を気にする必要がない。

オフィスワーカーのメリット
オフィスワーカーがリモートワーカーとコミュニケーションをとる際、通常はテレビ会議システムや電話会議システムの起動が必要になったり、オフィスワーカー側が特殊なデバイスを装着したりする必要がある。HoloDでは会議システムの起動や特殊なデバイスを装着は不要。常時接続を前提とし、常にリモートワーカーの表情や動きがわかるため、普段と変わらない同僚同士の気軽なコミュニケーションや、管理を行うことができる。

HoloDは月額料金制で1ヶ月お試で無料。1〜19ユーザーのライトプランは20,000円。20〜29ユーザー、あるいは12ヶ月契約の場合15,000円。30ユーザー、あるいは18ヶ月契約の場合12,000円。



HoloDはサービス利用に必要な物品を、月額料金制にて貸し出している。貸し出し物品は、リモートワーカーやオフィスに郵送が可能。 申し込を希望する場合は、HoloD公式サービスサイトから会員登録を行う。5月上旬より、順次貸し出し物品が発送される。

サービス提供時の貸し出し物品
1.カメラつき透過ホログラム
2.投影単焦点プロジェクタ
3.合成アバターオプション: FirstVR


将来はロボットとの連携も視野に

H2Lではリモートワークを円滑にするだけでなく、ロボットの遠隔操作を行うことで、オフィスワーク以外のシーンでのリモートワーク支援も目指している。将来的にはHoloDと遠隔操作ロボットを組み合わせ、物理作業にも応用するとしている。

将来的にHoloD(ホロディ)と遠隔操作ロボットを組み合わせ、物理作業にも応用
関連サイト
HoloD 公式サイト

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山田 航也

横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。

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