遠隔操作で運搬や会話ができる「テレワークロボット」 スマートロボティクスが開発

サービスロボットを開発する株式会社スマートロボティクスは、人による遠隔操作が可能な「テレワークロボット」の販売受付を2020年4月より開始したことを発表した。料金は1台98万円 + 月額費(2.5万円〜)+ 消費税。提供開始は2020年5月を予定。顧客の要望に応じてオプションの充実やVer.2の開発を進めていくとしている。


「テレワークロボット」は遠隔操作で運搬や会話を可能にするロボット。サイズは400mmx 500mmx 1400mm(カメラ部含む)を予定。搭載されている魚眼カメラから映像を確認しながら操作でき、本体に設置された台に物を置くことで運搬を可能とする。1回で運搬できる総重量は約40kg相当。ロボットに設置されている画面を通して会話できる。作業者は専用コントローラーからの簡単操作のため、ロボットの知識がなくてもゲーム感覚で使用可能。


「テレワークロボット」は公共施設や商業施設での施設案内・誘導・見回り、ホテルでの運搬(配膳・引取・引渡)、オフィスや店舗での受付接待業務、倉庫内の運搬(引取・引渡)などに活用できる。

■利用シーン
・公共施設や商業施設での施設案内・誘導・見回り
・飲食店での案内・注文・配膳・下膳
・ホテルでの運搬(配膳・引取・引渡)
・医療機関での受付・検体運搬・見回り
・オフィス内での運搬(社内便配達・収集)
・オフィスや店舗での受付接待業務
・倉庫内の運搬(引取・引渡)

提供開始は2020年5月を予定。料金は98万円+月額費(2.5万円〜)+消費税。月額費には通信料金、サーバー料金、サポート料金が含まれる。同社はリースでの提供の準備もを進めている。

新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、急速にテレワークが進んでいる一方、対面での対応や物理的な作業が必要なためテレワークに移行できない業態の従事者が多くいる。同社はそのような従事者に対して自社ロボティクス技術を活用した「テレワークロボット」を提供することで貢献していく。

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山田 航也

横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。

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