無人AI決済店舗の開発を進める株式会社TOUCH TO GOは、3月23日(月)にJR山手線の新駅「高輪ゲートウェイ駅」構内に開業した無人AI決済店舗「TOUCH TO GO」が、開店から一ヶ月を迎えたことを発表した。
同社は今後、数人程度の人件費相当で利用可能な月額サブスクリプションのサービスとしてこのソリューションも展開していく考えだ。店舗経営でコスト高や人材不足に悩む、小売り店や飲食店向けの省人化のソリューションとして提供していく。
認識成功率90%超を達成
同社は「開業から多くのお客様にご利用いただいたデータを元に改良を重ね、安定して認識成功率90%超を達成し安定稼働しています。また、非対面・無人決済によりお買い物中の人との接触を極力減らすことができるため、新型コロナウィルス等の感染症対策としても効果的です」とコメントしている。
「TOUCH TO GO」はウォークスルー型の完全キャッシュレス店舗。カメラなどの情報から入店したお客と手に取った商品をリアルタイムに認識して、決済エリアにお客が立つとタッチパネルに商品と購入金額を表示。お客は商品を持ったら、出口でタッチパネルの表示内容を確認して支払いをするだけでお買い物ができる。
■ 動画
TOUCH TO GOのサービスの流れと特徴
1.商品スキャンが不要
2.対面無人で商品の識別と決済が可能
3.お客の対応は遠隔コールセンターにて一括対応
4.既存設備に変更なしで導入可能
営業時間:7:00~21:00
場 所:高輪ゲートウェイ駅 2階 改札内
店舗面積:約60平方メートル
取扱商品:弁当、総菜、菓子、飲料等 約600種類
決済方法:交通系IC ※今後、クレジットカード・その他電子マネーなどにも順次対応予定
株式会社TOUCH TO GOはJR東日本スタートアップとサインポストによる合弁会社。同社は多くの小売企業が抱える労働力不足や地域店舗の維持など、様々な課題解決を目指していく。
なお、JR東日本スタートアップはベンチャー企業を支援するプログラムを今年度も実施、応募の受付を行っている。
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