宿泊チェックインを無人化する「maneKEY」 AI、IoT、顔認証、スマートロックを駆使
INDETAILと電縁は、宿泊施設のチェックインをスタッフの応対なしでも円滑に実施できるスマートチェックインサービス「maneKEY」(マネキー)を共同事業として開始することを発表した。多言語に対応する(英語/中国語)。
オーナーは予約情報を確認し、定型文をコピーして送信するだけ。宿泊者は受け取ったメッセージから事前登録を行い、発行されたQRコードを受付のmaneKEY端末にかざしてチェックインできる。チェックインの際はAIが本人確認を実施する。ニーズに合わせたカスタマイズにも柔軟に対応でき、スマートロックと連携すると、ルームキーの受け渡しの作業も省力化できる。
・予約
事前登録機能(宿泊台帳に必要な情報を、宿泊客が施設到着前にスマホやPCで登録)
予約完了時に宿泊客へ送信するウェルカムメッセージの自動生成・自動翻訳機能
チェックイン用QRコード発行
・チェックイン
QRコードでの簡単チェックイン(宿泊客が予約情報を確認)
AIによるパスポート自動読み取り・本人認証
本人確認用の顔写真の自動撮影
・チェックアウト
QRコードでの簡単チェックアウト
INDETAIL、電縁の協業
チェックイン時のパスポート登録や本人認証をAIが自動で実施
日本全体が人手不足に陥る中、宿泊業界でも人手不足は深刻な問題となっている。また、宿泊施設側の外国語対応はいまだ不十分であり、訪日外国人にとっては十分な情報や満足のゆくサービスを十分に提供しきれていないのが実情だという。
maneKEYは直感的な操作性に優れたタブレットとAIを駆使した顔認証技術による本人認証を導入し、従来は人が行っていた宿泊施設のカウンター業務をIoTが担うことで、宿泊客にスムーズなチェックイン体験を提供するとともに、無人化により宿泊施設の運営業務を省力化する。
maneKEYのシステムは汎用性が高く、ホテルなどの有人チェックインとの連動や民泊などの無人を想定したチェックインをサポート。
料金は利用件数に応じた完全従量課金制。成約件数1〜10件まで500円、11〜50件まで400円、51〜100件まで300円、101以上は200円とチェックインのたび安く提供される。
「maneKEY」の事業展開において、INDETAILは企画、開発、営業サポートを行い、電縁は幅広い企業パートナーとのネットワークを駆使して、サービスの販売、営業、保守を行いながら、さらなる品質の向上を図る。
まずは年間チェックイン回数12万回を目指して導入施設数の増加に取り組む。また平行して、シナジーを期待できる周辺サービスを企画、開発、リリースしていくことを検討しているという。
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山田 航也横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。