ニュージーランドのRocos社がボストン・ダイナミクスと提携し、高性能な自律型四足歩行ロボット「SPOT」の実践導入を進めている。
Rocosはロボット操作ソフトウェアプラットフォームを開発・提供している企業で、ロボット業界では有名なボストンダイナミクスの「SPOT」を使って、遠隔操作や既に搭載されている機能の強化を目指している。ユースケースのひとつとして、農業や酪農での活用イメージをYouTube動画で公開した。
■動画 Autonomous farm work – enter the robots
SPOTの最大の特徴は移動能力。Rocosプラットフォームを活用して遠隔地からSPOTを操作したり、管理できるようになったことを示している。Spotは、熱、LiDAR、ガス、高解像度カメラセンサーなどのペイロードが用意されていて、広大な範囲を見回って確認したり、危険な場所に行ったり、羊飼いの仕事をこなすことができる。初期のテストでは、米国に拠点を置くボストンダイナミクスの開発チームが、ニュージーランドのSPOTに、RocosのWeb UIにアクセスしてリモート操作のテストを行ったとしている。
新型コロナの影響で、身体能力や移動能力に優れたロボットに注目が集まっている。今後の発展や導入・活用事例に注視していきたい。