神戸を拠点とするテレプレゼンスロボット関連サービスプロバイダのiPresence社は、「テレロボワーク」(卓上版)のパッケージサービスを5月20日に開始したことを発表した。「テレワーク」や無人受付などでの活用を想定している。
「テレロボワーク」(卓上版)はテレプレゼンスロボット「KUBI」を自分のアバター(分身)として社内に配置する。テレワーカーは遠隔地から周りを自由に見渡したり、社内の人とコミュニケーションしたりすることが可能。様々な場所にテレプレゼンスロボットを配置することで、テレワーカーは移動せずに様々な場所で働くことができる。また、店頭にロボットを置き、遠隔操作でテレワーカーが接客や受付対応をするなどの応用もできる。
操作方法はシンプル。iPhoneやiPadなどの端末から専用アプリケーション「Avtar Robot for ZOOM」をダウンロードし、ZOOMのIDを利用するとテレロボワークにアクセスできる。
・本社などからのショップの遠隔管理ソリューション
・スタッフのサポート
・忙しい時間帯の接客サポート
・受付システムとして
■メリット
人材不足の解消
固定費削減
現場の働き方改革
テレプレゼンスロボットに必要な環境やサポートを含めパッケージで提供
従来、テレプレゼンスロボットを購入しても、ネットワーク環境や他に必要になる機器、セットアップ、アプリの設定など、ユーザーだけですぐに使い始めることが難しかった。同社はこれらをパッケージサービス化して提供することで、導入してすぐに使い始められることを重視している。
「テレロボワーク」の「KUBIプラン」(卓上版)はKUBI本体に加え、Wi-Fiルーター、iPad miniレンタル、vatar for ZOOMアプリケーションライセンス、セットアップサポートが含まれ、初期費用は19,000円(税抜)。月額費用は13,500円(24ヶ月契約)。
現在は卓上版テレプレゼンスロボット「KUBI」を主体とした「KUBIプラン」のみだが、7月初旬頃にはテレプレゼンスロボット「temi」の自走式ロボットプランも提供開始予定。
テレプレゼンスロボット
iPresence
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山田 航也横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。