台湾で人気の会話ロボット「Kebbi Air」発売　教育や医療向けシステムをNUWAビジネスパートナーが開発　体温検知機能も予定

NUWAロボティクスJAPANは、コミュニケーションロボット「Kebbi Air」を法人向けに6月1日より正式に販売開始することを発表した。「NUWAビジネスパートナープログラム」に参加予定の代理店経由での販売となる。教育や医療、企業の受付など、「Kebbi Air」を使ったソリューションもビジネスパートナーが開発し、提供していく。

日本市場での価格(定価)は14万8千円(税抜)。言語は日本語、英語、中国語に対応。音声認識、音声合成、顔認証などのライセンスフィーやファームウェアのアップデート等のサポート費用として月額1,500円(税抜)が別途必要となるが、業界内では最安に位置づけられる価格帯となっている。また、修理・保証パック(オプション)も別途提供予定。
さらに新型コロナウイルス感染拡大防止策として、様々な場所での体温検知が重要になってきている環境を鑑み、「Kebbi Air」と連動した体温検知ソリューションを近々、提供開始する予定。

現段階での一次代理店は下記の通り。

台湾では6,000台、500校以上の導入実績がある「Kebbi Air」

「Kebbi Air」は日本語、英語、中国語のマルチ言語に対応。機能にはコミュニケーションロボットとして必要な音声認識、チャットボット、登録した500人の顔も瞬時に認識可能な画像認識などのAI機能を搭載。センサーにはタッチセンサーや人感知センサーなどを搭載し、12個のAIサーボモーターでアニメーションのように滑らかな動作が特徴。

■ 主な搭載機能

NUWAビジネスパートナーがソリューションを開発中

現在、NUWAビジネスパートナープログラムに参加予定の各開発会社が、教育、医療をはじめとした様々なシーンに対応したソリューションを開発中だ。すでに一部のソリューションはフィールドトライアルが開始されている段階だという。

トライアル中、または開発中のソリューション及びコンテンツの例

・小児科クリニック様導入済み電子カルテ連携病院受付システム （株式会社シャンティ）
・三信電気向け会社受付ソリューション (株式会社シャンティ)
・来館者の体温チェックも含めた図書館向け司書案内ソリューション　(AIロボットコミュニケーション株式会社)
・園児の顔認識、体温管理も含めた保育園向けソリューション (株式会社グローバルコミュニケーションズ)
・英語教科書に準拠した、タッチペンと連動させる学習・教育ソリューション (AIロボットコミュニケーション株式会社)
・幼児向け絵本読み聞かせコンテンツ (ファンネルドットコム株式会社)　
・教育向けコンテンツ各種(英会話、英語の歌、画像認識を利用した英語のクイズ、STEAM、プログラミングなど)
各ソリューション、サービスの詳細情報、価格等は、別途、代理店、開発会社と個別に確認が必要。

体温検知ソリューション

体温検知ソリューションでは学校、保育園、役所、企業などの各入り口にKebbi Airを設置。赤外線体温測定器により体温データを自動的に読み込み、正常体温か異常かの測定結果を適したセリフで伝える。セリフの内容は変更可能。測定結果は登録したLINE IDに配布できる他、測定データを保存、管理することが可能。

パートナーの開発するソリューションと共に展開、販売を支援する「NUWAビジネスパートナープログラム」

「NUWAビジネスパートナープログラム」は、NUWAロボティクスJAPANとパートナーが共同でコミュニケーションロボット「Kebbi Air」をプラットフォームとし、パートナーの開発するソリューションと共に展開、販売を支援する事を目的とする。NUWAビジネスパートナープログラムへは規約に合意、登録する必要があるが、加盟料やSDK利用料などの費用は一切不要。

NUWAビジネスパートナープログラムではソリューションの開発を支援するため、下記のツール類が提供される予定。

・ロボット管理システム (複数のロボットに対する一括遠隔管理システム)
・基本開発ツール (コードを書かなくてもカスタマイズ可能なツール)
・会話トレキット (会話の正確性が向上するツール)

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