東京都知事選の候補者をスマホアプリで認識するとAIがプロフィールや政策をAR表示 Name VisionとPro版 sVisionを無償提供

顔認証・AI並びAR技術を用いた新規サービスのシステム設計・開発を行うsVision Corporation(以下、sVision)は、東京都知事選(告示日:6月18日、投票日:7月5日)において候補者の顔をスマホで認証するだけでプロフィールや政策、マニフェスト等が参照できるName VisionとNameVision Proを無償で提供することを発表した。

今回の取り組みは政治と選挙のプラットフォーム「政治山」を運営し、選挙におけるインターネット投票を研究・推進する株式会社VOTE FORと連携によるもの。無償ダウンロード期間は2020年6月22日〜7月5日まで。


Name Visionとは

Name Visionアプリは興味のある分野の人を顔から調べることができる「顔辞典」。Wikipediaの情報と連動し、顔認証された人物の情報を知ることができる。歴史に名を刻んだ様々なジャンルの「顔」を事前に500名以上登録し、登録のない「顔」は新たに追加することもできる。認証するとAI(人工知能)が照合率が近い人物情報を掲載するため、興味がどんどん増えていくきっかけにも繋がる。


「ディープニューラルネットワーク」による顔の学習と人物の識別を実現している



選挙ポスターや街頭で見かけた候補者の顔を認証するだけ

候補者の情報を知りたい時は、VOTE FORが運営する「政治山」の東京都知事選挙ページの候補者一覧や、選挙ポスター、街頭で見かけた候補者の顔を枠に入れて結果をタップするだけ。プロフィールや政策、マニフェスト等の情報を知ることができる。


通常は顔辞典を誰でも編集可能だが、今回の東京都知事選候補者については編集できない。


顔認証で候補者のプロフィールや政策などを知ることができる

新型コロナウィルス感染症拡大における緊急事態宣言は解除となったものの、人が集まる集会や演説等の選挙運動が制約される中で候補者はいかに自らの主張を伝え、有権者はいかにそれを知るのか模索の中で東京都知事選がスタートする。

そのような状況下において、スマホで誰でも簡単に顔認証ができるアプリName Visionを提供するsVisionCorporationと選挙と候補者の情報提供と安全な投票環境を構築する株式会社VOTE FORが連携。顔認証するだけで候補者のプロフィールや政策、マニフェスト等が参照できるサービスを無償で提供する運びとなった。


「Name Vision」の特徴

・特徴1:顔辞典
Name Visionは興味のある分野の人を顔から調べることができる「顔辞典」。歴史に名を刻んだ様々なジャンルの「顔」を事前に500名以上登録。登録のない「顔」は新たに追加することもできる。

・特徴2:Wikipedia連動
Wikipediaの情報と連動し、顔認証された人物の情報を知ることができる。情報は追加することが可能。自分で残しておきたい情報や他の人が追加した情報をみんなで共有することで、知識をより掘り下げて人物の情報を得ることができる。

・特徴3:ディープラーニング
人工知能によって照合率が近い人物情報を掲載。ユーザーが興味ある人物以外も表示されるため、興味がどんどん増えていくきっかけにもなる。照合率はユーザーの利用と学習機能によって日々進化。



NameVisionProの特徴

NameVisionProは「NameVision」の特徴に加え、以下の特徴を備えている。

・特徴4:スカウター型
アプリ立ち上げと同時に「顔」を自動で追跡するスカウター型。素早く顔をキャッチして顔認証を開始する。

・特徴5:3人同時に顔認証
スマホカメラで3人まで同時に顔認証。1人ずつ指定しなくてもいいため、知りたい顔情報がすぐに分かる。


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山田 航也

横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。

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