「未来型無人化店舗」が最新AIを駆使して新宿に7月オープン もはやスマホも不要「手ぶらでお買い物」へ
株式会社セキュアは未来型無人化店舗「SECURE AI STORE LAB(セキュアエーアイストアラボ)」を2020年7月13日に、住友新宿ビル地下1階でオープンする。来店客の利便性や新しい購入体験と店舗の無人化・省力化や効率化を目指す。
未来型無人化店舗の最大の特徴のひとつが顔認証による入店とキャッシュレス決済だ。来店者は事前登録を済ませておけば、手ぶらで買い物ができ、手に取った商品は自動認識され、決済はレジ待ち時間なく行える。
顔認証等生体認証・購入解析
AIソリューションを提供する株式会社ヘッドウォータースが、顔認証等生体認証による入退管理、監視カメラシステム等によるソリューション提供で協力した。
同プラットフォームは、ディープラーニング顔認証キャッシュレス決済とリテールDXをクラウドで一元化したもので、同社は今後、2021年1月を目途に商用サービス提供開始を目指し、店舗運営を行いながら様々なパートナーと課題に取り組み、他のサービス連携やEC連携など店舗に関わる企業や人の利活用の推進を行っていくとのことだ。また、新型コロナウィルス感染拡大によりソーシャルディスタンス対策を取り組む企業の支援の為に入店制限機能や顔決済機能やAI商品棚を単体サービスでの提供も予定していると述べている。
最新のAIテクノロジーをどこよりも早く取入れ、店舗の最適化を図り店舗に関わる企業や人がこれまで経験したことがない新たな価値を体験、実験できる店舗だ。自社で実店舗を運営する事により開発スピードを高め、より先進的な取り組みを実現する。
SECURE AI STORE LABの特徴
同店舗では、顔認証によるキャッシュレス決済、店舗の無人化・省人化や効率化ができるだけでなく、AIによる来店者の行動分析も可能となっている。
顔認証によるキャッシュレス決済
来店者は事前登録を済ませておけば手ぶらで買い物できる。手に取った商品は自動認識されるため、決済も待ち時間がなく行える。
店舗の無人化・省人化や効率化
人が行わなくていい作業は全てAIが行い、スタッフは接客などに専念できる、AIにより商品陳列数が減るとスタッフへ通知が可能でチャンスロスを防ぐことも可能。また、AIにより万引き等の犯罪も検知する。
AIによる来店者の行動分析
映像解析や複数のセンサーで来店者の動線分析や表情分析、手に取られたが買われなかった商品や商品がどれくらい手に取られているかなどのデータを見える化する。
新しい購入体験
手に取った商品をAIが認識して棚に設置されているモニターへ商品の口コミ情報や、メーカーからのオススメポイントが表示され、AIによる接客を体験できる。
▼ 店舗概要
店舗名 | SECURE AI STORE LAB(セキュアエーアイストアラボ) |
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プレオープン日 | 2020年7月1日 |
オープン日 | 2020年7月13日 |
所在地 | 東京都新宿区西新宿2-6-1 新宿住友ビル地下1階 |
営業時間 | 9:00~19:00 |
定休日 | 水曜、土日祝 |
AI顔認証決済マネジメントプラットフォームの概要
同サービスは、同社が提供するマルチAIプラットフォーム「SyncLect(シンクレクト)」とマイクロソフトの「Microsoft Azure」を利用した店舗無人化向けソリューションだ。コンテナ化技術とクラウドを活用した構成により、効率的な水平展開を可能としたことで、より多くのユーザーへの提供を意識して開発されている。
SyncLectにディープラーニング技術を応用した顔認証エンジンを搭載し、キャッシュレス決済連携を行う事で顔認証決済を実現しており、ユーザーはスマートフォンも財布も持たず、アフターコロナ時代においても安心して買い物を行う事ができる。また、セキュリティ向上の為、多要素認証とディープラーニングを用いた攻撃検知エンジンを採用し、サービスのセキュリティレベルを高めている。企業担当者は、SyncLectの持つMulti AI ConnectとManagement機能、マイクロサービス化により、顔認証/映像解析/行動分析/来店予測などのAI機能と、Web・アプリでの決済完了などの通知、顧客情報管理連携をシームレスに一元管理を行う事ができ、データのサイロ化を防ぐ事が可能だ。
なお、サービス利用時のレスポンスタイム向上の為に、画像自動サイジングと独自の顔照合モジュールの実装を行っている。
https://www.headwaters.co.jp/service/ai/platform.html
https://secureinc.co.jp/lp/aistorelab/business