ドイツGBS German Bionic Systems GmbHの子会社であるGBS株式会社は超軽量のカーボンファイバーを採用した第4世代のスマート・パワースーツ「Cray X」を発表した。
第4世代の「Cray X」は装着する作業者に最大28k(kgf)のサポートを提供し、重量物の持ち上げ作業時に腰を保護。クラウド・インターフェースと接続、インダストリアルIoTやスマート・ファクトリーと簡単に統合でき、怪我のリスクの削減や従業員の欠勤に伴うコスト削減に期待できる。
第4世代の「Cray X」は柔軟なRaaS(ロボティクス・アズ・ア・サービス)価格モデルにより提供される。GBSは小規模の作業現場から大企業までより多くの企業にとって、手頃な価格のサブスクリプションによる導入をすすめる。サブスクリプションのプランは月額84,000円から利用できる。
Cray Xの4つの特徴
カーボン・ファイバー・フレームでより軽量に
航空機やレースカーなどのハイテクノロジー分野での利用が良く知られるカーボン・ファイバーは、鉄よりも高い強度を誇り、非常に軽量。最新素材を生産工程への導入により、一新されたCray Xはより強力なだけでなく、軽量化されている。
さらにパワフルに
高いパフォーマンスを誇るサーボモーターにより、最大28kgの負担低減。新世代Cray Xは重量物の持ち上げをサポート、交換可能な標準バッテリーで8時間動作する。
インダストリアルIoTを標準搭載
Cray Xは持ち上げサポートが強力なだけではなく、自動化されたOTAソフトウェア更新、予知保全により、可用性を最大化。インテリジェント・パワースーツをスマートファクトリーに接続、エンタープライズ・システムに統合することで、従業員の健康と安全に加えて生産性の向上を図ることができる。世界初のパワースーツ向けIoTスイート、German Bionic IOによりこれらの機能が実現される。
新アクセサリーのスマートCray バイザー
スマートCrayバイザーはインダストリアルIoTとスマートファクトリーのインテグレーションを装着者のヘッドアップ・ディスプレイに表示。Cray Xとのワイヤレス接続により、装着者への指示やその他の情報をGerman Bionic IOクラウド・ベースのIoTスイートとCrayバイザーにより、スクリーンに表示する。さらには装着者を空気感染リスクから保護する。
German BionicのWebサイト
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山田 航也横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。