「お天気に合わせた広告を表示します」ウェザーニューズが1km内の気象に応じた天気連動広告
株式会社ウェザーニューズは7月2日、累計2,000万ダウンロードの天気アプリ「ウェザーニュース」で1kmメッシュの高解像度・高精度な気象データに連動して広告を配信できる「天気連動広告」の提供を開始したことを発表した。
「天気連動広告」はウェザーニューズが解析・予測する高解像度気象データとアプリのユーザーの位置情報とを掛け合わせ、ユーザーの現在地の気象状況に応じた広告を「ウェザーニュース」内で自動配信できるサービス。例えば、雨が予想されているエリアのユーザーへの雨の日限定のキャンペーン広告の掲載や、気温や体感に応じた冷たい飲み物と温かい飲み物の広告の出し分けなど、気象情報に基づくターゲティングが可能。毎日の生活における必要情報として、定期的に気象情報を閲覧しにくるユーザーの心理によりタイムリーに働きかけることができるため、商品への興味関心や購買意欲の向上が期待できる。
「天気連動広告」3つの特徴
1. 1kmメッシュで広告を出し分けることが可能
ウェザーニューズでは全国約13,000地点にも及ぶ日本最大の気象観測網とユーザーから寄せられる天気・体感報告を活用し、1kmメッシュで独自に天気を解析・予報している。メッシュを細かくすることでゲリラ豪雨に代表されるような局地的な気象現象の表現ができるようになるため、より正確な天気予報が可能になる。例えば、5kmメッシュの天気予報では「晴れ」のエリアでも、1kmメッシュの天気予報では「晴れ」「曇り」「雨」のエリアが含まれていることがある。
ウェザーニュースの「天気連動広告」では、この細密な天気予報をもとに1kmメッシュで広告を出し分けることが可能。ユーザーの居場所ピンポイントの天気に合わせた精度の高いターゲティングで、広告効果の向上が期待できる。
2. 独自の体感データで消費者心理へ効果的に訴求
天気や気温などの気象要素に加え、ウェザーニューズ独自の体感指数による広告の出し分けも可能。「体感指数」では気象データとユーザーからの体感報告の分析から、“暑い”“寒い”“ちょうどいい”など、消費者の体感を10ランクで算出。全国のユーザーから寄せられた体感報告と気象データの分析結果を基にしているため、北海道と沖縄での暑さや寒さの感じ方の違いなど、地域特性も反映している。消費行動に直結する「体感」に応じて広告を配信することで、より効果的な訴求が期待できる。
3. 累計2,000万DL突破!毎日確認する天気アプリで効果的に訴求
アプリ「ウェザーニュース」は2020年1月に累計2,000万ダウンロードを突破し、多くのユーザーが利用している。ユーザー層は世代、属性ともに幅広く、毎日利用する割合は全体の25%以上、1回あたりの利用時間も長いことが特長。アプリ「ウェザーニュース」の「天気連動広告」では毎日の生活における必要情報として、定期的に気象情報を閲覧しにくるユーザー心理によりタイムリーに働きかけることができるため、商品への興味関心や購買意欲の向上が期待できる。
「天気連動広告」の活用例
1.天気に合わせた商品を訴求
飲料や食品など天気によって売れ筋が変わる商品のプロモーションでは、気象条件にマッチした商品のクリエイティブを出すと効果的。例えば、暑さ、寒さによって冷たい飲み物と温かい飲み物のバナーを出し分けたり、気温や湿度などの条件に合った化粧品のバナーを出し分けたりすることが可能。
2.天気に合わせたメッセージで訴求
同じ商品のプロモーションでも気象条件にマッチしたメッセージで訴求することで、広告効果の向上が期待できる。例えば、同じスポーツドリンクのプロモーションでも熱中症の危険度に応じて、危険度の高い時には「熱中症対策」のメッセージを、危険度があまり高くない時には「運動後の水分補給」などとメッセージを変えられる。また、雨の日限定のキャンペーン等にも活用できる。
データと気象要素との相関分析を無料で実施
ウェザーニューズのWxTechサービスサイトでは、手持ちのデータと気象データとの相関の簡易分析を無料で試すことが可能(分析はPCから利用できる)。簡易分析では入力したデータと相関のある気象要素と相関係数が表示される。どのような気象条件のときにサイトのPV数や広告のCTRが上昇するのか、どの気象要素で広告を出し分けたらいいのか判断する参考情報として活用できる。
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山田 航也横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。