東京都の新型コロナウイルス軽症者受け入れ施設に「ロボホン」導入 運営スタッフに代わり悩み事や質問などを回答
トランスコスモス株式会社は東京都に「ロボティクスマーケティング for ロボホン」を納入したことを発表した。新型コロナウイルス感染症の陽性患者のうち、入院治療が必要ない軽症や無症状の人達を受け入れる宿泊療養施設において、運営スタッフの代わりにロボットが悩み事や質問などを聞くことで、スタッフが回答する負荷を軽減するとともに、入所者と運営スタッフが安全で快適に過ごせるようにすることが狙い。新たに開設する施設に試験的にロボットを導入する。
デイナイスホテル東京
部屋数:299室
住所:江東区木場2-1-1
2.開設日
2020年7月23日(木)
ロボホンが運営スタッフに代わり回答を行う
新型コロナウイルス感染症が世界で猛威を振るう中、生活インフラを支える仕事の活動が制限されてしまい、さまざまな場面でロボットでの支援が期待されている。この取り組みでは、入所者の困りごとや質問に「ロボホン」が運営スタッフに代わり回答を行う(「タオルを忘れた」「バスマットを交換したい」「今、何時?」「おはよう!」などに応答)。また入所者へ喚起すべく声がけをするなどの役割を担う。
個人情報は取得することなく、ダイレクトに入所者の質問や会話される内容をデータとして蓄積し、回答できるものを遠隔で増やしていくと同時に、入所者のニーズを汲み取り、より快適に過ごせる環境の提供を目指す。
・利用日時
・タブレット利用状況
・質問への回答状況
「ロボティクスマーケティング」とは
「ロボティクスマーケティング」は、ロボットを通じて得られるオフラインでの対応データを蓄積・活用し、その他顧客チャネルへの応対で活用することを可能にするサービス。人工知能(AI)によるデータ収集、予測をはじめ、各種API、DMP、トランスコスモスの各種サービスと連携し、お客様企業のマーケティング活動を総合的に支援する。
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山田 航也横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。