二足歩行ロボット「Robovie-Z」のレンタルサービスをヴイストンが開始 フレームや外装の追加などのハードの改造も可能

ヴイストン株式会社は二足歩行ロボット「Robovie-Z」(ロボビー・ゼット)のレンタルサービスを開始したことを発表した。
同サービスのRobovie-Zは通常パッケージ版のRobovie-Zと同じ組み立て済み・調整済み機体で、Raspberry Piへのプログラム導入やMotion Works for VS-RC026でのロボットモーションの作成の他、ロボット本体へのフレームや外装の追加・カスタマイズなどが自由にできる。

参考レンタル費用は初回6ヶ月~12ヶ月未満は月額30,000円(税抜)、12ヶ月以降の契約延長時は月額10,000円(税抜)。レンタル期間は要望に応じて調整可能。レンタル費用はレンタル期間により変動する。(参考までに「Robovie-Z」販売版は297,000円(税込))


レンタル機体「Robovie-Z」の主な特徴

レンタルサービスのRobovie-Zはメイン基板にRaspberry Pi 4 Model B(RAM容量4GB版)、ロボット制御基板に新開発のVS-RC026を搭載。高度な情報処理はRaspberry Pi 4上で行い、サーボモーター等の直接的な制御はVS-RC026で行うことにより、Raspberry Pi 4の安定した動作制御を実現している。

ロボットのモーション作成は専用のソフトウェアMotion Works for VS-RC026にて行え、VS-RC026の基板上に搭載された3軸ジャイロセンサー、3軸加速度センサーなども活用して実用的なモーションの作成と再生が可能。レンタル時には専用の無線コントローラーVS-C3も付属するため、無線リモコンを活用したロボットの操縦も行える。

Robovie-ZはRaspberry Pi 4上にROS Melodicを導入したことでROS対応を実現しており、二足歩行ロボットを外部ROSデバイスから制御することができる。また、小型カメラRaspberry Pi Camera V2」を標準搭載しているため、Raspberry Pi 4による画像処理と組み合わせた高度な動作設計なども実現可能。

【動画】カメラ画像をディープラーニングで物体認識するプログラム

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山田 航也

横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。

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