天気によって人の消費行動は大きく変化する。
このことからテレビCMも天気予報と連動させて運用することで、広告効果は大きく変わることが考えられる。ウェザーニューズは天気予報に連動したCM運用の効果が、同社のアプリ「ウェザーニュース」のテレビCM放映によって実証できたため、ラクスル株式会社と協業を開始し、「WxTech」(ウェザーテック)サービスの一つとして、「天気連動型テレビCM」の提供サポートを全国エリア対象として開始することを発表した。
「天気連動型テレビCM」ではウェザーニューズが提供する高精度な天気予報データを元に、放映エリアとその時間の天気に合わせた広告を選択して設定できる。これにより、現地の天気に合わせた最適な広告を放映することができる。
更に、広告放映後にはテレビCM効果測定ツール「ノバセルアナリティクス」を活用して即時の効果測定を行うことで、効果検証を回しながら広告効果の最適化を実現できる。ウェザーニューズはテレビCM×天気予報で企業の新たなマーケティング活動を支援していく。
広告効果の最大化に取り組むウェザーニューズ
ウェザーニューズはラクスルが運営する広告プラットフォーム「ノバセル」のサポートのもと、2019年より天気アプリ「ウェザーニュース」のテレビCMの放映を開始し、2020年の1月にはアプリの累計ダウンロード数が2,000万を突破した。2020年6月から放映を開始した新CMでは、前年の検証実績を踏まえた上で、2つの企画、8つの訴求軸、さらに放映時間別、地域別と検証したい項目を掛け算し、計121種類の放映パターンを制作している。これらのパターンを天気や地域など、様々な条件に合わせて放送内容を変えることで、広告効果の最大化に取り組んでいる。
過去、ウェザーニューズがデジタル広告を運用する中で、広告やその日の天気によって、ダウンロードの獲得数に大きな差があったことから、テレビCMも天気予報と連動させて運用することで効果の最大化ができると考え、今回、「ノバセル」のサポートのもと、独自の高精度気象と最新テクノロジーを組み合わせて、マーケティングを支援する「WxTech Marketing」(ウェザーテック・マーケティング)として天気予報と連動したテレビCMの取り組みを開始。天気予報に基づいて広告の細かい差し替えを行い、放映効果をテレビCM効果測定ツール「ノバセルアナリティクス」でリアルタイムに評価した結果、アプリのダウンロード数に大きく差が出ることが明らかになった。
このことからラクスルと協業を開始し、ウェザーニューズが展開するWxTechサービスの一つとして、「天気連動型テレビCM」の提供サポートに至った。
ビジネス課題や社会課題解決を目指した企業や自治体のDX(デジタルトランスフォーメーション)推進を気象データの切り口から支援するサービス。ビジネス分析・予測に活用可能な高解像度/高精度な気象データAPIを備え、サービスサイトでは手持ちのデータと気象データとの相関分析を無料で試すことができる。ウェザーニューズ独自の高精度/高解像度な気象データと、2,500社にも及ぶ顧客へのサービス導入のノウハウを活かし、業務の最適化や効率化、ビジネスリスク/ロスの低減など、持続可能なビジネスの実現だけでなく、利益の最大化や新たなビジネスチャンスの創出、マーケティング戦略の支援など、攻めのビジネスの実現をサポートする。
2つの企画と8つの訴求軸で、計121種類の放映パターンを制作
<CMパターン>
<訴求軸>
「暑い、蒸し暑い、肌寒い」など体感情報「1kmメッシュ体感予報API」をウェザーニューズが提供 広告配信やタクシーの配車予測に
「お天気に合わせた広告を表示します」ウェザーニューズが1km内の気象に応じた天気連動広告
気象や運航データをAIと組み合わせ、最適な航路を自動選定 ウェザーニューズ 航海計画策定システムの開発へ
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山田 航也横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。