株式会社ZMPは物流支援ロボットCarriRoの新機能として「Hybrid SLAM」を搭載することを発表した。
これまでCarriRoはVisual Trackingという方法で、ランドマークと呼ばれるシールを床面に貼付け、印刷されている二次元コード上の走行指示情報を認識することで自律走行を実現していた。この方法は簡便にルートの設置や変更が可能、またタブレットを用いて特定地点での走行指示も柔軟に変更ができるという、従来のAGVや自動搬送ロボットには実現が難しい新しい用途や付加価値を提供してきた。一方、導入現場においては、ランドマークの設置が困難なフォークリフトが頻繁に行き交う場所や、特殊な路面環境などがあること、また極端に狭い通路や高精度での位置決めが求められる場所もあり、そのような環境においてCarriRoを活用したいという要望があるという。それらの要望をもとに、「Hybrid SLAM」という新しい自律走行の方式を確立。
「Hybrid SLAM」は他のAGVや自動搬送ロボットで使われるライントレース技術やSLAM技術をCarriRoの自律走行の方式に組み合わせることで、他の走行方式のメリットを取り込み、上記課題を解決するというもの。この機能の搭載により、工場や倉庫などの屋内環境において、環境上の制約を受けずにあらゆる搬送シーンで活用が可能となる。
同機能は2020年8月19日10時~10時45分にオンラインにて開催される「ZMP World」において機能、リリース時期、価格などの詳細の紹介、また実機でのデモンストレーションが発表される。また、製品発表時に早期導入時の特典も公表される。
・テーマ:『Robot Life(ロボットライフ)-人とロボットの共生による安全で楽しい生活の創造-』
・ZMP World 2020(セミナーイベント)
・開催日時:2020年8月18日(火)~20日(木)10:00~18:00
・参加費:無料
・イベントページ:https://www.zmp.co.jp/event/zmpworld2020
ZMPホームページ
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山田 航也横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。