ビックカメラのGoogleコーナーで「Pepper」が遠隔接客 オペレータが操作して商品紹介からクロージングまで非対面接客を実施

ソフトバンクロボティクスは「Pepper」(ペッパー)を遠隔操作して接客する実証実験に、一部のビックカメラで本格的に取り組む。ビックカメラのGoogleコーナーに「Pepper」を設置、オペレーターが遠隔操作してGoogle商品をデモ、来店客のニーズに細かに対応し、人と接触せずに商品紹介からクロージングまでを行う考え。実施するのはビックカメラの都内3店舗、有楽町店、新宿西口店、立川店。


7月の実証実験で手ごたえ

ソフトバンクロボティクス株式会社は、2020年7月からビックカメラのGoogleコーナーで、人型ロボット「Pepper」を活用した商品紹介やクーポン発券などの非対面接客を実施していたが、その結果、コーナーの前を通る人の2割以上が足を止めて同ロボットの接客を受けることが判明した。これを受けて同社は、アフターコロナ時代の “ニューノーマル(新しい生活様式)” に対応する、新しい接客の形を目指す。

Google コーナーで接客する「Pepper」

Google商品のデモンストレーションや、同ロボットをオペレーターが遠隔操作して、ユーザーのニーズにより細やかに応えられる機能を追加した。これにより、Pepperだけで商品紹介からクロージングまでを行えるという。なお、遠隔での接客には、法人向けの「Pepper for Biz 3.0」で標準提供している「遠隔応答」を利用する。なお、非対面接客に関しては、今回の実証実験と並行し継続実施を予定している。


「遠隔応答」機能について

法人向けの「Pepper for Biz」は小売・飲食・医療介護など様々な職場において、Pepperが仕事を通じてインタラクティブにユーザーに価値を提供するサービスだ。「Pepper for Biz 3.0」の基本アプリである「遠隔応答」を利用すると、現地で対応できるスタッフがいない場合でも、遠隔からPepperを介して回答の難しい問合わせにも対応可能となる。


■【動画】Pepper for biz 会社受付



▼ 実証実験の実施概要

期間 2020年8月17日(月)〜9月22日(火)
場所 東京都内のビックカメラ3店舗(有楽町店、新宿西口店、立川店)のGoogle コーナー
実施内容 「Pepper」によるGoogle Nest Hub、Google Nest Hub Max、Google Nest Miniの商品紹介、関連クーポン発券、商品体験、オペレーターによる遠隔サポートなど

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ロボスタ編集部

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