【ロボティクス教育】なぜロボットに触れた生徒は育つのか? 「CLARK NEXT Tokyoの2021年開校記念フォーラム」佐藤知正氏ら講演

今、ロボット作りやロボコンへの参加など、ロボットを教育に取り入れる教育機関が増えている。ロボットを教育に取り入れる有用性は何か、ロボット教育の最前線にいる実践者や、ロボット教育を通して成長した子どもたちからその実例を学ぶ。

CLARK NEXT Tokyoの2021年開校を記念した第2回目のオンラインフォーラム『「ロボットが教育にやってくる」なぜロボットに触れた生徒は育つのか?』が2020年9月12日(土)17時〜19時に開催する。参加費は無料で、80名限定。

同フォーラムでは現場で活躍する教育者やロボット大会運営者など様々な立場での実践者を招き、「ロボット教育」の可能性について講演。また、2021年4月に開校する「CLARK NEXT Tokyo」の名誉学長であり、日本ロボット学会会長を務めるなどロボット研究の第一人者である佐藤知正氏からも、これからの未来型人材の育成について語られる。


講演内容

1.東京大学名誉教授 / クラークネクスト名誉学長 佐藤 知正 氏
「高校でのロボティクス教育が未来型人材を作る」

2.NPO法人青少年科学技術振興会 FIRST Japan 近藤 敬洋 氏
「ロボットコンテストは子供たちのどんな力を育てるか」

3.板橋区立成増ヶ丘小学校 校長 西谷 秀幸 氏
「校長先生と小学生がロボコン世界大会を目指す 小学校はなぜ生まれたか」

4.株式会社ロボット科学教育 代表取締役社長 鴨志田 英樹 氏
「17年も前にロボット教室を展開。始めたその理想」

5.さくら組広報担当チーム(世田谷区立桜丘中学校)
「さくら組の挑戦。中学生が世界的ロボコンにチャレンジして学んだこと」

(発表の順番などは変更になる場合がある)


2021年4月に開校する「CLARK NEXT Tokyo」

「CLARK NEXT Tokyo」は次世代を担う高校生が最新技術や最新設備、様々なエドテック(新しい教育技術)を活用し、次世代型の思考と技術を身につけていくことを目的としたキャンパス。人口構成、産業構造、技術革新など、時代の変化や人々の生活の変化に伴い、社会で求められる能力や技術は大きく変化している。もちろん、未来の社会を担う高校生たちが学ぶべきものも時代に合わせて変化していく必要がある。「CLARK NEXT Tokyo」は、創造力や課題抽出力、課題解決力など、これから求められていく様々な能力を、様々な授業スタイルを活用しながら身につけていくことを目的に新設される。



学べる内容はロボティクス、eスポーツ、ゲーム制作、アプリ開発とデジタル分野に特化し、全コース共通「プログラミング・AI基礎授業」でデジタル活用力を鍛える。各コースでは「プロジェクト型授業」を導入し、コース特性に合ったデジタル機器を活用しながら社会課題を解決するための企画力・発想力・実行力を鍛える他、自分のデジタル活用力を試すコンテストや大会にチャレンジするため準備期間、施設、コーチも用意し、在学中に生徒が社会的な実績を作れるよう支援する。また、従来の集団授業だけではなく「集団個別学習」やチューター付きの「自学授業」を導入する。

東京大学名誉教授の佐藤知正氏は次のように考えを示している。

新型コロナウイルスの感染拡大の影響により、いま世界は大きく変わろうとしています。今後求められるのは「科学技術により社会課題を解決し、世の中に普及させ世の中を変える人材」です。CLARK NEXT Tokyoは大会出場などのチャレンジ活動を基本として、実体験をもとに必要なことを習得する教育を実践。“科学技術社会実装”の学びを提供します。

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山田 航也

横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。

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