窓のお掃除は何かと面倒でついつい後回しにしがち。天気の良い日にカーテンを開けたら、砂埃や手垢で汚れたガラスにガッカリ…そんな経験はないだろうか?憂鬱な窓掃除をあっという間に自動的に終わらせ、ガラスをピカピカに仕上げるのがMakuakeで550万円(目標の1835%)の支援金額を達成している窓掃除ロボット「Transtar」(トランスター)。
Transtarは自動的に窓のサイズを測定し、すばやく効率的なコースをプログラムする。掃除コースは横型の「Z」字コースと縦型の「N」字コースの2パターン。リモコンで窓に合わせたコースに切り替えることも可能。
清掃中は本体に搭載されたスマートセンサーが窓枠を自動的に感知して回避するため、窓枠にぶつかって落下する心配がない。また、フレームのない鏡やガラスドアも、すばやく縁を感知して方向を自動調整し、掃除を続ける。
Transtarは複雑な操作が一切不要。窓ガラスに軽く押し当てれば、すぐに超強力な真空吸着(2500Pa)でしっかり固定され、ワンボタンを押すだけで自動的に掃除してくれる。
使用時にはAC電源への接続が必要。650mAhのリチウムバッテリーも内蔵しているため、万が一、使用中に突然停電になった場合や電源が切れた場合でも内蔵バッテリーの給電によって約20分間真空吸着状態を維持できる。
窓掃除ロボット「Transtar」(トランスター)の一般販売価格は35,980円(税込)。Makuakeでは20%OFFの28,784円(税込)や18%OFFの29,503円(税込)で販売している。なお、クラウドファンディングは2020年09月29日まで。
何百回もの試行錯誤を繰り返して開発
窓掃除ロボット「Transtar」(トランスター)を開発するのは香港で設立されたHongKong YangMing(香港揚名、読み:ホンコンヤンミン)。かつて同社ではオフィスの窓掃除のために、ワイパーやバケツ、脚立などたくさんの道具を使用していた。ビルの高層階になると窓の外側は専用の道具がなければ掃除が難しく、専門業者に任せるしかなく、会社の全ての窓ガラスを一回掃除するたびに、多くの費用と時間がかかっていた。
同社は「床掃除のロボットのように、自動で窓拭きをしてくれるロボットがあればいいなあ」というスタッフのひとことがきっかけとなり、窓掃除ロボットを開発することになり、垂直面にしっかり吸着し、移動しても落下しない窓掃除ロボットを商品化するために、3年間かけて何百回もの試行錯誤を繰り返したという。
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山田 航也横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。