株式会社イグアスは正常な体表温度の場合のみにラベルシールを発行、衣類の上から貼付することでコロナ入口対策における「無人化」「見える化」の両方を非接触で同時に実現するシステム『TEMPOK』(テンポック)を50万円(税抜)で9月7日より販売開始することを発表した。月額3万円(税抜)でレンタル使用にも対応する。
ラベルシールで正常な体表温度であることを可視化
『TEMPOK』はサーモグラフィー機能搭載のタブレット(AIサーマル検知システム)とラベルシール・プリンターで構成される。セルフ式で非接触の検温を行い、設定した体表温度以下の場合のみ「検温OK」のラベルシールが発行される。ラベルシールを腕や胸などに衣類の上から貼ることで、正常な体表温度であることを可視化することができる。
基準値以上の体表温度には注意音とともに「注意」の画面表示がされ、ラベルシールは発行されない。正常な体表温度の際はプリンター等の共有部分に一切触れることなく、ラベルシールを受け取ることができる。
同製品はiFLYソリューションズより協力を得て開発。イグアスは今後もiFLYソリューションズの持つ顔認証機能を活用し、入出退管理システムや勤怠管理システムとの連携を実現する統合的な安全管理プラットフォームとして機能強化を進めていく予定。なお、イグアスでは新型コロナウイルス感染防止対策として、アルコールジェルのサブスクリプションサービス『CLINTE』を提供している。
『TEMPOK』動作説明
1.「TEMPOK」の画面に映る枠に合わせて1秒間直立する。マスクを装着しながらでも検温可能。
2.検知した体表温度が正常な場合は「正常」、基準値以上の場合は注意音が鳴り「注意」と表示される。
3、「正常」の場合のみ、ラベルシールが出力される。
4.胸など衣類の上にラベルシールを貼ることで、体表温度が正常であることを可視化できる。
「TEMPOK」特徴
・7インチディスプレイ、誤差±0.3度、検知距離0.5m~1.0m、温度検知時間1秒以内
・マスク装着しながら約1秒で検温
・正常な体表温度の場合は、即時「検温OK」シール発行
・基準値以上の体表温度の場合は、注意音と共に「注意」の画面表示
・体表温度のしきい値変更が可能(規定値は37.5度、0.1度単位で変更可能)
・電源:DC 12V/2A 外部ACアダプター 消費電力:12W
ラベルシール・プリンター
・印刷方式:感熱方式、
・印刷ヘッド(解像度):300dpi、
・印字速度:最高152mm/秒)
・ラベルシールは、自動的にはがれた状態で発行
・ラベルシールは色やデザインのカスタマイズにより、企業、施設名などの表示やお客・顧客、従業員、スタッフ別に色分けが可能
・日付、時間を印字することによりラベルシールの使いまわしを防止
・電源:AC100-240V 50/60Hz 2A 外部ACアダプター 最大消費電力:約418W
価格
標準販売価格:50万円(税抜)(標準ラベルシール11000枚付き(2200枚/巻x5巻))
レンタル料金:月額3万円(税抜)(標準ラベルシール 2200枚付き)
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『TEMPOK』
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山田 航也横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。