二足歩行ロボットの格闘競技大会「第37回 ROBO-ONE」9月20日から3日間開催 当日はTwitchで生配信

一般社団法人二足歩行ロボット協会は二足歩行ロボット格闘競技大会「MISUMI presents 第37回ROBO-ONE」および、「MISUMI presents 第21回ROBO-ONE Light」「MISUMI presents 第7回ROBO-ONE auto」「MISUMI presents 第4回ROBO-ONE剣道」を2020年9月19日(土)、20日(日)、21日(月)にリモートで開催することを発表した(上の画像はROBO-ONE特設サイトから引用)。

同大会は新型コロナウイルス(COVID-19)感染拡大防止のため、当日はライブ配信サービス「Twitch」ROBO-ONE Channelにて配信する。視聴者にはお楽しみ抽選会を開催。3日間ともにアンケートに答えたユーザーには抽選で二足歩行ロボットが当たる。




ROBO-ONEとは

ROBO-ONE(ロボワン)は2002年より始まった二足歩行ロボットによる格闘競技大会。試合は3ノックダウン制で、パンチやキック、投げ技などを駆使して相手を倒し、審判に有効と認められればダウン成立。トーナメント方式で二足歩行ロボットの頂点を決める。


日本だけでなく、海外からも参加。参加者の集合写真

今大会ではリモートで実施するため、予選は倒立やジャンプなどの床運動で上位のロボットが決勝トーナメントに出場。決勝トーナメントは30秒3ラウンドのポイント制。より高度な技を決めると高いポイントが獲得できる。


参加申し込み台数は56台。参加地域:日本38台、台湾14台、チリ4台

第31回ROBO-ONE 準々決勝 コビス vs Neutrino-Rosso

ROBO-ONEについて(公式サイトより引用)
立つ、歩く、走る、攻める。守る。倒れても自分で起き上がる。こうした複雑な動作が可能な二足歩行ロボットの設計には、ソフトウェアの専門知識、ハードウェアの専門知識、プランニング力、デザイン力に加え、それらを高度に統合するための総合的な知識と技術が求められます。さらに機体の製造においては、アイデアや設計を具現化するための工作技術やプロジェクトマネジメント力なども必要とされます。ROBO-ONEは、まさに設計から製造に至るまでの「ものづくりの総合力」を競う大会なのです。世界各地からの参加者も増え、そのレベルも年々向上しています。


ROBO-ONE Lightとは

ROBO-ONE Lightは1Kg以下級のロボットと公認された市販のロボットが参加する初心者向けの大会。今大会の予選は段差の上り下りを行い、10回の上り下りの時間の早い順に決勝トーナメントに出場する。決勝トーナメントはROBO-ONEと同じ。


参加申し込み台数:39台(参加地域:日本36台、香港1台、チリ1台、アメリカ1台)


ROBO-ONE autoとは

完全自律型ロボットの格闘競技大会。ロボットが自分で周囲の状況を判断し、自動的に試合を行う。今大会での予選は相手の認識ができているかどうかのポイント数で決勝トーナメントへの進出が決まる。決勝トーナメントでは完全自律型でダミーロボットに挑む。


参加申し込み台数11台:(参加国:日本8台、香港1台、チリ2台)


ROBO-ONE剣道とは

ROBO-ONE剣道は二足歩行ロボットによる剣道大会。将来、人と対戦することを目標としている。大会ではダミーロボットを相手に小手、面、胴、突きの有効な打突ポイント数で勝敗を争う。


参加申し込み台数:15台(参加地域:日本14台、台湾1台)



入賞ならびに賞金

・ROBO-ONE

優勝 賞金50万円
準優勝 賞金30万円
三位 賞金20万円
四位 賞金10万円
リモート賞・技術賞・デザイン賞 各賞金10万円
ミスミ賞 賞金10万円とミスミ商品5万円分
<ミスミ賞>
特別協賛をするミスミグループ本社より、ミスミ賞を提供。受賞者には賞金10万円とミスミ商品5万円分が授与される。なお、ミスミ賞を受賞した機体は、機体の画像、映像をミスミの企業広告等に使用する場合がある。

・ROBO-ONE Light

優勝 賞金20万円
準優勝 賞金10万円
三位 賞金5万円
四位 賞金2万円
リモート賞・技術賞・デザイン賞 各賞金2万円

・ROBO-ONE auto

優勝 賞金20万円
準優勝 賞金10万円
三位 賞金5万円
四位 賞金2万円
リモート賞・技術賞・デザイン賞 各賞金2万円

・ROBO-ONE剣道

優勝 賞金20万円
準優勝 賞金10万円
三位 賞金5万円
四位 賞金2万円
リモート賞・技術賞・デザイン賞 各賞金2万円




開催日時

・司会:荒井愛結さん
・解説:岡本正行(ロボットゆうえんち)さん
・特別ゲスト:千葉工業大学未来ロボット技術研究センター 先川原 正浩室長

・9月19日(土)
「第4回ROBO-ONE剣道」「第7回ROBO-ONE auto予選・決勝」
10:00 オープニング、ルール解説(auto予選)

10:15 ROBO-ONE auto予選 的倒し

11:15 ROBO-ONE 剣道 決勝トーナメント

12:50 休憩(30分)

13:20 ROBO-ONE auto 決勝トーナメント

14:25 ROBO-ONE 剣道 準々決勝・準決勝

15:20 休憩(20分)

15:40 ROBO-ONE auto 3位決定戦・決勝

16:00 ROBO-ONE 剣道 3位決定戦・決勝

16:20 お楽しみ抽選会

16:30 アルティメイトアクション表彰式

16:50 表彰式

17:10 大会終了

・9月20日(日)
第21回ROBO-ONE Light予選・決勝トーナメント
10:00 オープニング

10:15 ROBO-ONE Light予選 昇降タイムトライアル

11:15 休憩(40分)

11:55 ROBO-ONE Light決勝トーナメント

13:30 休憩(20分)

13:50 ROBO-ONE Light準々決勝・準決勝

14:40 ROBO-ONE Light 3位決定戦・決勝

15:00 国際親善試合

15:30 表彰式・お楽しみ抽選会

16:00 大会終了

・9月21日(月)
第37回ROBO-ONE 予選・決勝トーナメント
10:00 オープニング

10:15 ROBO-ONE予選 床運動

11:35 休憩(40分)

12:15 ROBO-ONE決勝トーナメント

13:50 休憩(20分)

14:10 ROBO-ONE準々決勝・準決勝

15:00 ROBO-ONE 3位決定戦・決勝

15:20 ROBO-ONE国際ミーティング

15:50 表彰式・お楽しみ抽選会

16:20 大会終了、記念撮影(約10分)

17:00 完全撤収

関連サイト
ROBO-ONE特設サイト

ABOUT THE AUTHOR / 

山田 航也

横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。

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