「焼肉の和民」が配膳ロボット「PEANUT」導入 接客品質の向上やホール業務の省力化と効率化、エンタメ面で期待

POS、オーダーエントリーシステムの企画・開発を手がける日本システムプロジェクトは、同社が販売する配膳ロボット「PEANUT」がワタミ株式会社が運営する「焼肉の和民」に導入されたことを発表した。コロナ禍による新様式への対応、業務効率化、人員不足対策、エンターテインメントを目的として導入された。


料理を自動で配膳するロボット

PEANUTは中国をはじめアジア、アメリカなど、世界中で6,000台以上が活躍している配膳ロボット。飲食店のマッピングデータと複数のセンサーで自律的に判断。フルレーダー仕様で課題となっている軽微な誤作動を解消し、確実に料理を自動でユーザーの席まで配膳する。



走行速度はユーザーや障害物にぶつかることなく安全に配膳を行えるよう設定変更が可能。また、音声で料理の到着を案内できる。ホールスタッフは今まで以上にサービスに集中することができ、接客品質の向上やホール業務の省力化、効率化に期待できる。




ワタミは新たな基幹事業・新ブランドとして、高品質な焼肉をリーズナブルな価格でユーザーに提供する焼肉業態「焼肉の和民」の展開を決定。1号店となる「焼肉の和民 大鳥居店」(東京都大田区)、「焼肉の和民 横浜西口鶴屋町駅前店」を2020年10月5日にオープンした。



現在新型コロナウイルス感染症の収束が見えぬ中、「PEANUT」が配膳等を行うことで、ユーザーとホールスタッフの直接的な接触機会が減少し、感染予防対策の有効手段になることと共に、来店したユーザーが「PEANUT」を見て笑顔になり、エンターテインメントの観点からも企業イメージの向上にも繋がると期待されている。




なお、焼肉店では「焼肉きんぐ」がソフトバンクロボティクスの配膳ロボット「Servi」の導入を決めており、焼肉店で配膳ロボットの普及が加速する可能性がある。

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焼肉の和民

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山田 航也

横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。

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