企業・学校対抗のオンライン競技「PG BATTLE 2020」が、いよいよ来週の土曜日10月24日に「PG BATTLE 2020」が開催される。なお、エントリー期間は10月18日(日)まで受け付け期間が延長されているので、興味のある人はチェックしてみよう。なお、10月12日時点でスポンサー、パートナー企業は計29社。
本戦を盛り上げる「前夜祭」は盛況のうちに終了した。前夜祭については以下の記事で紹介している。
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「PG BATTLE 2020」をおさらい
「PG BATTLE 2020」は4つの出題に対して90分間でリアルタイムでプログラムを作成するオンライン競技。作品を提出して審査する方式ではなく、同じ条件で一斉に行うプログラミングバトルのため、実力がそのまま結果にあらわれる。参加者には個人順位も通知されるため、自分の実力を把握することもできる。
部門は「企業の部」「大学&大学院、高専、専門学校の部」(大学と大学院混成可)「高校・中学・小学の部」に分かれ、1チーム3名でエントリーする。1社あるいは1校で複数のチームが参加でき、海外からのリモート参加も可能(ただし、1人が複数チームに属することはできない)。
PG BATTLEにはシステムインテグレータ(PG BATTLE主催企業)が開発したプログラミングスキル判定クラウドサービス「TOPSIC」を利用。競技の問題には難易度の異なる「ましゅまろ」「せんべい」「かつおぶし」があり、3人の中で誰がどの問題を受けるか決める。順位は3人の合計点数で競う。満点は300点。同じ点数の場合は、解答時間の短い方が上位となる。賞品はAmazonギフト券で、3つの参加部門それぞれで1位24万円、2位12万円、3位6万円。その他、各部門で飛び賞(1万円相当の賞品を1チーム3品選択できる)がある。
プログラミングスキル判定サービス「TOPSIC」紹介動画
PG BATTLEで使用するプログラミングサービスTOPSICがアップデート。使用可能言語数が増加し44⇒56言語となった。また、既にあった言語のバージョンも新しくなった。以下は主要言語。
C# (.NET Core 3.1.201)
C# (Mono-csc 3.5.0)
C# (Mono-mcs 6.8.0.105)
Java (OpenJDK 1.8.0)
Java (OpenJDK 11.0.6)
Haskell (GHC 8.8.3)
PyPy2 (7.3.0)
PyPy3 (7.3.0)
Python (3.8.2)
Ruby (2.7.1)
10月31日16時から「PG BATTLE 2020」結果発表会
「PG BATTLE 2020」の結果発表会は10月31日16時から行われる予定。出演者(ゲストコメンテーター)はITエンジニア・漫画家、千代田まどか氏と、AtCoder株式会社 代表取締役社長の高橋直大氏に決定し、昨年と同じく表彰式や楽しいトークセッションの様子をインターネットで生中継する。
【出演者プロフィール】
外資系IT企業で会社と社外エンジニアの橋渡しをするクラウド・デベロッパー・アドボケイトとして活躍。
iU(情報経営イノベーション専門職大学)の客員教授に就任。
大型ITカンファレンス Developers Summit 2017, Developers Boost 2019 両方 ベストスピーカー賞 総合1位受賞。
著書にロッシェル・カップ氏と共著の『マンガでわかる外国人との働き方』がある。Twitterのフォロワーは約8万人。文系の大学在学時に趣味で競技プログラミングをしていた。
ブログ
https://chomado.com/
Twiiter
https://twitter.com/chomado
・AtCoder社 代表取締役社長、高橋直大(ちょくだい)氏
長期型プログラミングコンテストにおいて、最高峰のレベルである、TopCoder Openの決勝大会に5度出場し、準優勝2回。長期型コンテストにおいて世界トップクラスの多くの実績を持ち、大学での講演や、AI系コンテストでの実況・解説、トークセッション等の経験も豊富。
PG BATTLEはコンテスト後の復習までサポート
PG BATTLEコンテスト後は解答があるのはもちろん、競技プログラミングサイト運営AtCoder社の代表取締役社長 高橋直大氏社長が自ら解説する解説動画をYouTubeにて公開される。
昨年の解答動画の例
【YouTube動画】
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山田 航也横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。