ロボットの導入を神奈川県が最大100万円補助「ロボット導入支援補助金」対象ロボットは19機種に！AI清掃ロボット「Whiz」も

神奈川県では、様々なロボットが社会に溶け込む「ロボットと共生する社会」を実現していくため、「さがみロボット産業特区」で商品化したロボットを導入する方への補助、「ロボット導入支援補助金」を実施している。(冒頭の画像:さがみロボット産業特区のホームページより(補助が受けられるロボットという意図ではありません))

2020年度はAI清掃ロボット「Whiz」を加えた計18点のロボットを対象に、1申請者あたり同一年度内で上限100万円、補助対象経費の下限はロボット1台につき10万円を設定。県内に事務所・事業所を有する法人等や県内の地方公共公団だけでなく、県内在住の個人が、自らロボットを使用するため購入する際の経費や、ロボットを使用するためロボット製造元から直接貸与を受ける際の経費も補助対象となっている。また、県外のリース業者・レンタル業者が神奈川県内の法人等に貸与を行う場合も同補助金が適応される。

2020年度ロボット導入支援補助の流れ

支援補助を受ける場合は、令和3年1月29日(金)までに神奈川県へ交付申請書を提出後、同県からの送付される「交付決定通知書」をもってロボットの導入をおこなう。ロボットの購入又は貸与に係る契約・ロボットの引渡し・設置工事・代金の支払いを行う前に補助金交付申請・交付決定がなされる必要があり、同通知書の到達前にロボットの購入又は貸与に係る契約・ロボットの引渡し・設置工事・代金の支払いを行った場合、補助金は交付されない。なお、令和3年3月31日までに事業を完了し、実績報告書の提出が可能であることが前提となる。また、予算の上限に達した場合には、期限前でも受付を終了する。

補助対象ロボット

同補助金は、以下の対象ロボットについて、未使用のロボットを購入すること(ロボット製造元から直接貸与を受ける場合を除く)と、介護・医療・生活支援・災害対応などロボット本来の用途に沿って実際に使用する必要がある。購入して自分で使用する場合や、購入後リースを行い、貸与先が継続的に使用する場合は、交付決定から3年以上使用しなければならない。また、ロボットを購入する場合は、ロボット1台ごとに購入価格(本体価格＋対象付属品等)又は直接貸与料金総額に1/3を乗じた額が補助金の額となる。

AI清掃ロボットWhiz

「Whiz」は、床清掃を目的とする自律走行が可能な乾式バキュームクリーナーのロボット掃除機だ。自律的に清掃を行うことで、人材不足などの社会的課題を解決していく。

パワーアシストハンド

麻痺してしまった手の曲げ伸ばしを補助する機器。空気圧によって、安全に優しく指を曲げたり伸ばしたりすることでリハビリを助ける。

パワーアシストレッグ

麻痺してしまった足の曲げ伸ばしを補助する機器。空気圧によって、安全に優しく足首を曲げたり伸ばしたりすることでリハビリを助ける。「リレッグス」単体での購入も可能。

エアレハ500

麻痺してしまった手の曲げ伸ばしを補助する機器。空気圧によって5本の指をそれぞれ動かすことが可能。健常な手の5本指、それぞれの動きをセンサーで読み取り、もう片方の麻痺している手に同じ動作を反映させて動かすモーションリフレクト機能が搭載されている。

パワーアシストリスト

麻痺してしまった手首の曲げ伸ばしを補助する機器。空気圧によって安全に優しく手首を曲げたり伸ばしたりすることで、リハビリを助ける。「リリスト」単体での購入も可能。

服薬支援ロボ

設定時間になると音声案内と画面表示で服薬を告知し、ボタンを押すと1回分のピルケースだけを取り出せる。1回分の薬を適切に管理できるとともに、飲み忘れを防止できる。

OWLSIGHT福祉用(OWE-BWDE01JP)

赤外光センサーにより、ベッド上の被介護者の姿勢やもだえのような体動を検知・判定し、危険兆候を端末に通報する。過去の状況を約3か月の記録で確認することも可能。

PALRO　ビジネスシリーズ高齢者福祉施設向けモデルⅢ/ギフトパッケージ

会話や楽しいコンテンツ提供で高齢者を元気にする、最新AI搭載人型コミュニケーションロボット。ビジネスシリーズ高齢者福祉施設向けモデルⅢとギフトパッケージの展開となっている。

ベッドサイド水洗トイレ

柔軟性のある細い排水管を用いて、後付け設置及び室内での移動を可能としたベッドサイド設置型の水洗トイレ。汚物は自動で細かく粉砕した上で、圧力をかけて室外へ搬送する。

ロボットこんしぇるじゅ

AI機能を搭載したロボットが、居宅内に設置したセンサーや高齢者の会話などから取得した情報を元に、離れて生活する家族に代わって高齢者の生活を見守る。

ケアピっと～AIに基づく運動指導～

センサーの前に立つだけで体のゆがみを測定し、測定結果に応じて姿勢改善に効果的な運動プログラムを提案するロボット。測定と運動の繰り返しを日常化することによって健康的な姿勢と運動不足の改善が期待できる。

aams(ｱｱﾑｽ)

布団(マット)の下に敷くだけで、使用者がベッドにいるかはもちろんのこと、呼吸や心拍、体の動き等を離れた場所から見守ることができる。

マッスルスーツEvery

空気圧式人工筋肉により、腰への負担を軽減する外骨格型のウェアラブルロボット。介護や工場、農業など、介助や重い物の移動、中腰姿勢での作業などに効果を発揮。防水防塵で電気を使わないため、屋内外でいつでもすぐに使用することができる。

アクティブロボSAM

建機に搭載して、無線遠隔操縦を可能とするロボット。離れた場所で操縦できるため、人が近づけない場所でも建機が運用できるようになる。また、様々なメーカーの建機に使用できる汎用性を有している。

情報収集活動ドローン(JQ850)

火山活動の監視、観測、地表温度計測のための赤外線カメラや、山間部を安全に飛行する際の操作不能を回避するバックアップ機能等を搭載。そのほか、設備点検や捜索、害獣の追跡調査などにも活用可能。

災害救助対応ドローン(JH950)

水難救助及び海や川のパトロール業務用のドローンで、救命具の運搬及び投下機能を有しており、溺れている方へ迅速に届けることが可能。そのほか、スピーカ搭載による声掛けや警告、誘導にも対応している。

マルチクローラ型ロボット Albatross(ｱﾙﾊﾞﾄﾛｽ)

無線による遠隔操作が可能で、人の立ち入りが困難かつ危険な災害現場において、探索・救助活動に資する情報を収集するマルチクローラ型ロボット。ロボットを操作する環境や希望に応じて、オプション(別料金)のカメラアームや巻線機の取付けも可能。

Floor Doctor

業界初の「床面ひび割れ検知ロボット(手動式)」。床面の損傷データと位置情報をセットで取得でき、図面との重ね合わせが可能。さらにAIを活用した損傷判定等により、検査報告書の作成業務時間の短縮化に寄与する。

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