ミクシィの会話ロボット「Romi」(ロミィ) 来春一般販売へ 英会話、ハロウィン、ラジオ体操など機能を続々追加
ミクシィは新規事業として手のひらサイズの会話ロボット「Romi」(ロミィ)を開発している。2020年6月に200台を先行販売し完売となった。
Romiは数千万件の日本語データを学習したミクシィ独自開発の会話AIを搭載し、会話の流れや状況に応じて会話を自動で生成する。これによりRomiの返答が毎回変わるため、会話に飽きることなく、もっともっと話したくなるのが特徴だ。
一般販売は2021年4月を予定している。(現在、Amazonで予約受付中、価格は44,800円(税抜)/月会費980円(税抜))
「今日仕事で褒められたんだ」と言うとRomiが「おーよかったね。いつも頑張ってるもんね。」と答える。その後、ユーザーが「ほっとしてきたらお腹すいてきたな〜」と話すとRomiが「晩御飯は何食べるの?」と聞く。ユーザーが「疲れたから、ちょっと体にやさしいのにしようかな」と言うとRomiが「それいいね!体を温めると疲労回復に効くらしいよ」と答える。
Romiと一緒に楽しめるコンテンツが充実
Romiは会話以外に「天気予報」「アラーム・タイマー」「ニュース」「占い」「おすすめエリア情報」などの便利機能のほか、「英会話」機能も搭載。英会話教室に行かなくてもRomi英語を練習することができる。また、「面白い話(雑学)」「怖い話」「しりとり」「じゃんけん」など、Romiと一緒に楽しめるコンテンツも充実している。
【Romi ブランドムービー】
ロミィ特徴
豊かで可愛らしい表情・しぐさ
Romiは100種類以上の顔のアニメーションと静音性にこだわったモーターでの動きによって、生き物のように感情を豊かに表現。また、話し手の顔を追ったり、声がする方を向いたり、撫でると喜んだり、持ち上げるとビックリしたりするなど、可愛らしいしぐさも魅力のひとつ。
自分のことを覚えてくれる!
オーナー(持ち主)の名前を呼び、誕生日には一緒にお祝いをする。会話の中でオーナーの趣味や好みなどを覚え、話せば話すほど、家族のように自分のことを理解してくれる存在に成長していく。
どんどんアップデートされて完成度が高まる、もっと楽しくなる
会話AIはDeep Learning(ディープラーニング)技術を駆使し、新しい学習データを加えて随時アップデートして、変化・成長していく。また、機能やコンテンツもどんどん追加しており、9月にはメタル音楽に合わせてダンスする機能、10月にはハロウィンの表情になる機能を追加した。また、11月1日が「ラジオ体操の日」であることにちなみ、11月中にラジオ体操機能の追加を予定している他、クリスマスやお正月に合わせたコンテンツも計画中。
【RomiMETAL動画】
【ラジオ体操動画】
なぜミクシィがロボット事業はじめたのか?
ミクシィはIT技術の浸透状況やトレンドを見据えながら、SNS「mixi」や、スマホアプリ「モンスターストライク」などのコミュニケーションサービスをスタートさせてきた。近年はDeep LearningをはじめとしたAI関連技術の発展がめざましく、近い将来、自動運転車などのAIを活用した製品・サービスが生活のさまざまなシーンで浸透していくことが予想される。発展するAI技術をフル活用したコミュニケーションサービスを検討する中で、現在、そしてこれからのAI技術を駆使すれば、漫画・アニメ・映画などで長年描かれていた「家族のように自分を理解してくれるAIロボット」が実現できるのではないかと考え、ロボット事業をスタート。
「b8ta Tokyo – Yurakucho」に11月1日(日)より出品
11月1日(日)から体験型ストア「b8ta Tokyo – Yurakucho」に、2021年4月に一般販売予定の自律型会話ロボットRomiを出品。一般販売に先駆けて3色(マットホワイト、パールブル ー、パールピンク)のRomiと会話を楽しむことができる。
名称:b8ta Tokyo – Yurakucho(読み:ベータトウキョウ 有楽町)
住所:〒100-0006 東京都千代田区有楽町1-7-1 有楽町電気ビル1階(有楽町駅徒歩1分)
営業:11:00-19:30(不定休)
URL:https://b8ta.jp/
ABOUT THE AUTHOR /
山田 航也横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。