IGP ROBOTICSと三越伊勢丹はwithコロナに対応した新たな体験創出とロボット販売を進めて行くことを目的とした、協業でのサービス提供を開始することを発表した。
ロボットを活用した新たな店舗体験を創出
サービスロボットのローカライズとグロース支援を行うIGP ROBOTICSは小売店舗・サービス業及び医療機関を中心に、ロボットを活用した新たな体験創出に取り組んでいる。三越伊勢丹は新型コロナウイルス感染拡大防止策を徹底し、安心・安全な店舗運営に取り組んでいる。
今回、両社が業務提携することで、ロボットを活用したwithコロナに対応した新たな店舗体験の創出を目指すとともに、店舗・施設を持つ法人に対し、各種ロボットの販売・導入を支援していく。
具体的には今後、IGP ROBOTICSは複数のロボットを安心して活用できるプラットフォーマーとして、人とロボットが共生する社会を創ることを目指し、各種ロボットの導入を進めていく。三越伊勢丹は課題解決のソリューション、ビジネススキームの構築、サービス提供を含めたプランニングから商品の開発や調達まで、法人ユーザーのパートナーとして、三越伊勢丹グループのネットワークを生かした提案に取り組んでいく。
モデルケース第一弾として実店舗でロボットを活用
12月1日(火)~25日(金)、ロボット活用のモデルケース第一弾として、三越伊勢丹プロパティ・デザインが運営する「FOOD & TIME ISETAN YOKOHAMA」のクリスマスキャンペーン向けに、検温・案内機能を持つUBTECH社製AIコミュニケーションロボット「Cruzr Anti-Epidemicモデル」を国内の商業施設で初めて導入する。
「Cruzr Anti-Epidemicモデル」はフードコート入口で検温ロボット「Annちゃん(安心・安全のあんちゃん)」として利用者を迎える。Annちゃんは検温に加え、施設内を自由に歩いたりダンスしたりする。利用者がAnnちゃんの前に立つと、サーモグラフィにより検温を実施。
正常値の場合は「LINEとインスタグラムのQRだよ。友達になれたら嬉しいな。」の音声と同時にロボットがハグの動きをしてQRコードをアピール。基準値以上の体温の場合、「今日は体調が良くないみたいですね。無理しないでね。」とロボットからアナウンスが流れる。検温終了後、「これから巡回します。」の5秒ほどのムービーを流し、ショップご紹介動画を流しながら、館内を周遊する。
取り扱いロボットについて
今回のモデルケースに利用するのは検温・案内機能を持つAIコミュニケーションロボット「Cruzr Anti-Epidemicモデル」。「Cruzr Anti-Epidemicモデル」は自動でマップを作成し、施設内を自在に移動。顔認証機能でユーザーを特定し、サーモカメラにより発熱状況を把握したうえで、日本語でコミュニケーションをとることが可能。
大きさ:高さ:1393mm× 幅:650mm× 縦:537mm
重さ:46kg
画面:11.6インチ タッチパネル 1920×1080
稼働時間:8時間
ネットワーク:WiFi
移動速度:0.3m/s, 0.5m/s, 0.7m/s(3段階で調整可能)
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山田 航也横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。