Amazon「Fire TV Stick」の新しい操作画面や新機能を発表 Alexa定型アクションやユーザープロフィールなど新機能を解説

Amazonは「Amazon Fire TV」シリーズの新しい機能を追加する。新しく追加された機能はプレス向け発表会で紹介された。新しい機能は画面のUIデザインの変更、Alexaの定型アクションの対応、Fire TV Cubeのビデオ通話機能など。
年末年始、Fire TVシリーズでおうち時間をより快適に楽しめるようにした。



最新版の「Fire TV Stick」から順次アップデート

まずは、新しいユーザーインターフェース(UI)を、2020年9月25日から予約販売を開始した新世代の「Fire TV Stick」(最新モデル)向けにアップデート提供を開始する(12月10日より段階的にWi-Fi経由の自動ソフトウェアアップデートで更新が開始されている)。その後で、「Fire TV Stick 4K」など、他のFire TVシリーズにも順次アップデートが予定されている(時期は未定:2021年初旬より)。

さらに、Fire TVにおけるAlexaの進化として、定型アクションにFire TVシリーズが対応(Fire TVシリーズの機種によって、利用可能な定型アクションは異なる)。Fire TV Cubeではビデオ通話機能の提供を開始する他、テレビのチャンネル操作が音声で可能になるなど。

Fire TV Cubeと外部カメラを使って、リビングの大画面テレビでビデオ通話をするデモを公開した

なお、2020年9月25日に予約販売を開始した新世代のFire TV Stickは、Amazon.co.jpにて4,980円(税込)で販売している。エディオン、ケーズデンキ、コジマ、ジョーシン、ソフマップ、ドン・キホーテ系列店舗、ビックカメラ、ヤマダ電機でも購入可能だ。


新しいUIのポイント


メインメニューを画面の中央部に配置

新しいUIでは、メインメニューを画面の中央部に配置し、その中からお気に入りのアプリやチャンネルなど、よく使うサービスに素早くアクセスすることが可能になる。直接見たいストリーミングサービスを起動したり、対応するアプリにカーソルをあわせるだけで提供されているコンテンツを素早く確認し、再生することもできる。



ジャンル/カテゴリーごとに表示する機能

新UIの画面上では、新しいメニュー「探す」から、人気の映画やテレビ番組など、ジャンルが表示されるので、素早く内容を把握することも可能。お気に入りのコンテンツの検索や、コメディやアクション、さらにキッズ&ファミリーといったカテゴリー単位の検索も簡単に行える。




ユーザー・プロフィール機能

さらに、ユーザー・プロフィール機能が加わり、家族それぞれを登録しておくことができるようになった(最大6名まで)。おすすめコンテンツや視聴履歴、ウォッチリストなど、それぞれの利用状況に合わせた管理が可能になる(ユーザープロフィールごとに視聴制限をかけるなどは未対応)。



新しいUIは、2020年12月10日より段階的にWi-Fi経由の自動ソフトウェアアップデートで更新され、使用が可能となる予定だ。


Fire TVシリーズがAlexaの定型アクションに対応

​全てのFire TVシリーズでAlexaの定型アクションを利用することができる。Alexaの定型アクションは、1つの決めたフレーズを使ってAlexaに話しかけるだけで、Alexaが複数のことを一気に実行してくれる、日常生活を楽にする機能だ。


Alexaアプリ上で話しかけるフレーズを決め、テレビの電源を入れたり、再生中のコンテンツの一時停止などのアクションを決めれば、Alexaに話しかけるだけで一度に全ての操作が実行。また、スマートホームデバイスと連携して、照明をつけたり、エアコンの温度を予め設定しておいたお好みの温度に変えるなどのアクションを設定することも可能となっている。

Fire TVシリーズ上でAlexaの定型アクションを利用する際の発話例:
「アレクサ、休憩するよ」 コンテンツの一時停止、電気がつく
「アレクサ、おやすみなさい」 テレビが消え、電気も消える



Fire TV Cubeにビデオ通話機能搭載

Fire TV Cubeを使ってビデオ通話機能を楽しむことができる。Fire TV Cubeに対応するサードパーティのウェブカメラ「ロジクール ウェブカメラ C920n」をホストUSB変換アダプタを使ってUSB接続すれば、Alexaに話しかけて、別のウェブカメラとペアリングされたFire TV CubeやAlexaモバイルアプリ、スクリーン付きのEcho Showシリーズ、Fireタブレットシリーズなどとビデオ通話が可能となる。

Fire TV Cubeのビデオ通話機能により、離れている​距離に関係なく、休暇や特別な日、日常の会話にも、友人や家族と連絡を簡単に取り合える。常に繋がりを保つだけでなく、自宅の大きなテレビ画面でソファにいながら家族全員がビデオ通話に参加することが可能だ。

Fire TV Cubeでビデオ通話を利用する際の発話例:
「アレクサ、おばあちゃんにかけて」
「アレクサ、通話に出て」 通話に出る
「アレクサ、通話を切って」 通話を切る
※スマートフォン上のAlexaアプリの「連絡」、「電話番号を追加」から自分のスマホの電話番号を登録し、連絡先を同期。連絡先に登録済のおばあちゃんに電話をかける



Fire TV Cubeにテレビチャンネルの切り替えを音声で指示

Fire TV CubeのAlexaに話しかけるだけで、テレビの電源や音量の操作ができることに加え、地上デジタルのチャンネル切り替え、BS/CS/4K放送やチャンネルの切り替えが可能。赤外線信号に対応するテレビでテレビ放送を見る際に利用することができる。

Fire TV CubeのAlexaを利用して、音声でテレビの操作をする際の発話例:
「アレクサ、地デジに切り替えて」 地上デジタル放送に切り替わる
「アレクサ、1チャンネルに変えて」 1チャンネルに合わせる
「アレクサ、XX(テレビ局名)をつけて」 地上デジタル放送のXX(テレビ局名)がつく
「アレクサ、音量をあげて」 テレビの音量が大きくなる


[新しいUIについて]
https://www.amazon.co.jp/b?node=8473813051
[Fire TVシリーズを使ったAlexa定型アクションについて]
https://www.amazon.co.jp/b?ie=UTF8&node=7468186051
[Fire TV Cubeを使ったビデオ通話機能の設定方法について]
https://www.amazon.co.jp/gp/help/customer/display.html?nodeId=GABVTYNJ
[Fire TV Cubeを使ったビデオ通話機能の活用方法について]
https://www.amazon.co.jp/b?ie=UTF8&node=5827901051

ABOUT THE AUTHOR / 

ロボスタ編集部

ロボスタ編集部では、ロボット業界の最新ニュースや最新レポートなどをお届けします。是非ご注目ください。

PR

連載・コラム