世界最大級のオーディオブック及び音声コンテンツ制作・配信サービスであるAmazonオーディオブック「Audible」(以下、オーディブル)は、2020年9月~10月に行った日本の会員の利用動向調査の結果を発表した。
最も多いシチュエーションは「通勤・通学」40%
調査結果によるとユーザーが利用しているシチュエーションとして最も多いのは「通勤・通学」(40%)であり、次に僅差で「自宅」(36%)となっている。これにより、従来の通勤・通学時間で習慣的にオーディブルを活用しているユーザー層に加えて、コロナウイルスによる感染拡大が続いている状況下において、自宅時間をより有意義に過ごすためにオーディブルを日常的に活用しているユーザーが存在することが明らかになった。また、最も利用する時間帯では「8時~10時」(27.2%)に次いで、「21~23時」(21.6%)となっており、通勤時間や夜間の時間において、知識のインプットやリフレッシュに活用しているのが伺える。
オーディブルの会員特典としてどのサービスが魅力的だと感じているかを調査したところ、1位は「再生速度」の調整で全体の74%にも上った。2位は「会員価格」でオーディオブックを購入できることであり、3位は「オフライン再生」が可能であることとなった。
利用するシチュエーションの1位である通勤・通学で利用する人にとって再生速度が0.5~3.5倍速で調整できることで自分のスタイルに合わせて聴くことが可能になるため、大きな利点となっていると考えられる。「2020オーディオブックランキング」においても、『嫌われる勇気――自己啓発の源流「アドラー」の教え』や『自分を操る超集中力』、『ファクトフルネス』など、スキルの向上や知識の習得を目的とした「スキルアップ」コンテンツが上位に入っていることも、このことを裏付けている。
また、エクササイズや家事など何か他の行動をしながらの「ながら聴き」やスキマ時間を有効活用することができるため、現代の忙しいライフスタイルの中で音声コンテンツは非常に活用しやすいと考えられる。
実際に今回の調査に参加したユーザーからは「家事をしながら、車で移動中、知識を深められ、時間がないと諦めていたことができるようになり、感謝しています!」「歩き通勤をしている時に、本は読めないと思っていたところオーディブルを見つけました。本を持ち歩かなくてもいいし、ビジネス書などは新しいビジネス論がどんどん出てくるから本を買う事に少し抵抗もあったりします。そんな時とても助かっています。」、さらに「小さい子どもがいるので、なかなかゆっくり本を読む時間がありませんが、オーディブルだと家事をしながらでも聴けるので大変助かっています」などとコメントが寄せられている。
実施対象:日本のオーディブルユーザー(無作為抽出)
実施時期:2020年9月30日~10月13日
有効回答数:750人
調査方法:インターネット調査
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山田 航也横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。