AI接客システム「AIさくらさん」を成田空港の「infotouch」で実証実験 4ヶ国語に対応、施設案内やフライト情報などを提供

株式会社ティファナ・ドットコムは、同社が提供している人工知能(AI)接客システム「AIさくらさん」を成田空港第3ターミナルで実証実験していることを発表した。既に2020年12月18日より実施されていて「infotouch」(インフォタッチ)の筐体を活用し、4ヶ国語に対応している。(※「infotouch」は成田国際空港株式会社の商標)



「infotouch」とは

「infotouch」は、利用者のニーズに合わせてシームレスかつタイムリーな情報提供を実現することを目的に開発された、次世代双方向型デジタルサイネージ。
フライト、館内施設、交通アクセスなど、空港を利用する顧客が必要とするであろう情報に直感的にアクセスできることをコンセプトにしている。画面タッチによる少ない操作で、あたかも「情報に指で触れる」ような滑らかな操作性を実現したいとしている。
今回は新たに開発した「高精度屋内デジタルマップシステム」によって目的地までのルート案内や、搭乗券のバーコード・スキャン、カウンターや搭乗口までのナビゲーションを行う機能等、国内空港初となる機能で構成されているという。

「infotouch」のイメージ

また、より多くの顧客に利用されるように、多言語対応、音声言語自動判定・検索機能を実装、更には車いすの利用者でも利用しやすいように、画面のボタン配置を工夫したほか、エレベータを利用した段差の少ないルート案内等、ユニバーサルデザインにも配慮した設計を採用している。


AI接客システム「AIさくらさん」搭載 infotouch

AI接客システム「AIさくらさん」が導入されたinfotouchは成田空港第3ターミナル内に設置、空港の施設案内に加え、フライト情報や交通アクセスなどリアルタイムな情報を配信している。


フライトまで時間のある人、急ぎの人など、空港で過ごす全ての顧客の行動に合わせた案内が可能、としている。また、言語は日・英・中・韓の4言語に対応して顧客への案内をしている。海外からの利用者にもスムーズな対応が可能だという。


ティファナ・ドットコムは「今回の実証実験を通じて、空港をご利用になる全てのお客様に快適な体験を提供いたします。今後もより実用に即したAIの開発を行い、社会に貢献していきます。」とコメントしている。

【実施期間と実施場所】
実施期間
2020年12月18日(金)~2021年1月31日(日)
※基本稼働時間:5時~25時 (状況により時間を短くする場合があります)
実施場所
成田空港第3ターミナル2階

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ロボスタ編集部

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