自走ロボットの課題は「段差」 F-Designが汎用ロボットベースで解決を提案 「第5回ロボデックス」に出展

株式会社F-Designは段差走行に強い汎用ロボットベースを「第5回ロボデックス」(2021年1月20日〜1月22日)に出展することを発表した。詳しい機構的なしくみは発表されていない。

屋内または半屋外には様々な段差があるが、多くの移動ロボットはこの段差を乗り越えられなかったり、衝撃で電子部品が破損したりするなど、大きな課題になっている。汎用ロボットベースの構成は衝撃吸収フレームにバッテリーを搭載しただけの最小構成の商品なため、制御システムと組み合わせることが可能だとしている。
案内ロボットや配膳ロボット、監視ロボットなどのロボット開発推進にあたり、汎用ロボットベースを導入することで本来の開発要素に専念することができる(最適な制御システムを組み合わせたパッケージの提案も可能)。




汎用ロボットベースの3つの特徴
1.段差走行に強い
2.衝撃に強い
3.汎用性がある

汎用ロボットベース仕様(暫定)

走行速度 2.4Km/h
積載重量 20Kg
走行段差 15mm
想定稼働時間 3h


F-Designについて

2006年、神奈川県相模原市で自動車関連のメカや構造の開発支援事業によりスタートしたF-Designは、自動車だけではなく、医療機器や一般産業機器など様々な業界のメカ・エレキ・ソフトの開発を支援する企業へと変化。プロダクトデザイナーを絡めた本質を捉えた提案ができることを強みにし、ファブレスでありながら少量から大量生産の製造&納品まで受託可能。また、2014年から様々な開発経験を活かしたロボット事業に本格参入。現在、自社商品である掃除ロボットや移動ロボットベースの開発を推進しており、今後、自社商品の販売とさらなる開発支援の展開を目指している。

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山田 航也

横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。

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