セブンイレブンが自律走行できる配送ロボットで商品を配達 アスラテックの「RICE」ソフトバンク本社スマートビルで実証実験

ソフトバンクグループのロボット専業企業、アスラテック株式会社は、株式会社セブン‐イレブン・ジャパンとソフトバンク株式会社と共同で、自律走行型配送ロボット「RICE」(ライス)を用いた商品配達サービスの実証実験を、2021年1月18日から開始した。同実証実験はソフトバンクの本社(竹芝)で行われ、オフィスで勤務する利用客がスマートフォンでセブン‐イレブンの商品を注文すると、「RICE」が利用客のところまで商品を配達するというものだ。

自律走行型配送ロボット「RICE」(横須賀の実証実験で撮影した2020年2月当時のもの) 関連記事「高輪ゲートウェイ駅で自律走行の搬送ロボット「RICE」を実証実験 アスラテックと日立システムズが共同参加




同実験概要

同実証実験はロボットを使った配達サービスの実現に向けたさまざまな検証を目的としており、期間は2021年1月18日から6月末までを予定している。1月31日までは利用者を実証実験の関係者などに限定して運用を行い、2月1日からはソフトバンクの本社に勤務している人であれば誰でも注文できるようになる予定だ。また、当面は配達できるエリアはソフトバンク本社内にあるセブン-イレブン店舗と同じフロアのみだが、実証実験期間中に配達フロアの拡張も予定されている。


商品配達の流れ
【1】 ソフトバンクの本社にいる利用客は、セブン‐イレブンの商品お届けサービス「セブン‐イレブン ネットコンビニ」を使って、商品の注文と配達先の指定を行う(配達先は、竹芝本社内に設定された複数の地点から選択)。
【2】 ソフトバンクの本社内にあるセブン‐イレブン店舗のスタッフが、注文された商品を「RICE」に格納し、配達先を指定
【3】 「RICE」は自律走行で指定された配達先に移動する。その際、障害物や人などに接触しないように回避しながら移動することが可能だ。
【4】 「RICE」が配達先に到着すると、到着したことの案内および商品を取り出すための暗証番号を、利用者のスマートフォンにSMS(ショートメッセージサービス)で通知。
【5】 利用客は配達先に行き、「RICE」に暗証番号を入力する。
【6】 正しい暗証番号が入力されると、「RICE」の格納庫の蓋が開き、利用客は商品を受け取れる。
【7】 「RICE」は再び自律走行を行い、店舗に戻る。

「セブン‐イレブン ネットコンビニ」:
https://www.sej.co.jp/services/netconvenience.html


自律走行型配送ロボット「RICE」紹介ページ:
https://www.asratec.co.jp/products/rice/

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ロボスタ編集部

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