未来のロボットキッチンはオーダー、調理、決済、下膳後の食器洗浄まで全て自動化 「HCJ2021」にコネクテッドロボティクスが出展

「調理ロボットサービス」を開発しているコネクテッドロボティクスは、フードサービスの展示会である「国際ホテル・レストラン・ショー2021」(HCJ2021)に出展し、オーダーから調理、決済、下膳後の食器洗浄までの一連のオペレーションを全て自動化し、スタッフ1名のワンオペレーションで運営を行う未来型飲食店のロボットキッチンを展示することを発表した(ブースは「S2-C09」)。

■国際ホテル・レストラン・ショー出展概要
会期:2021年2月16日(火)~19日(金) 10:00~17:00(最終日は16:30まで)
会場:東京ビッグサイト 南展示棟2ホール 
【イベント専用ウェブサイト】
https://jma-hcj.com/


そばロボット(双腕モデル)

1本目のロボットアームがそばをテボへ投入し、その後、2本目のロボットアームにより茹でる、洗う、締めるの一連の調理工程を行う(展示モデルのそばロボットはペリエ海浜幕張の「そばいち」に導入予定)。1時間あたり150食を生産可能。単腕モデル、双腕モデルともに販売している。


【NEW】ゆで麺機省エネシステム

ゆで麺機(電気式)は電気量と水量の調整が難しく、水光熱費を高くしている要因の一つ。同システムを活用することで来客数に応じた電気量と水量を自動調整できるようになる。年間約30万円のコスト削減効果を見込む。(開発状況:実証実験先募集、らーめん、そば、うどん、パスタ等の麺業態を想定)

【NEW】フライヤーロボット

アームロボットが冷凍庫からかき揚げ、コロッケ等の食材を取り出してフライヤーで揚げ、バットに移し替える。1時間で揚げ物48個の調理が可能。(開発状況:実証実験先を募集、唐揚げ、フライドポテト、とんかつ業態を想定)


【NEW】在庫管理の自動化システム「残量ウォッチャー」

かき揚げやコロッケをユーザーが取り上げると、トレーの重さを検知し残量を把握する。一定の残量に到達するとアラートを出し、次の調理タイミングを知らせてくれるため、スタッフは残量に気を配る必要はない。食材や資材の残量確認等にも応用可能。(開発状況:実証実験先を募集、食べ放題・ビュッフェ業態を想定)


【NEW】レジ決済の自動判別システム(フードスキャンレジ)

カメラでオーダーの種類を認識し、自動で支払金額を表示する。Suica等でセルフ決済ができ、スタッフがレジに張り付く必要がない非接触決済機能を今後搭載予定。(開発状況:開発中)


【NEW】ディッシュフリッパー

下膳後の食器を自動洗浄するためには残飯を捨てて食器を裏返す工程が必要。新しく開発されたロボットシステムにより、ロボットアームが食器を裏返して残飯を捨て、洗浄ゾーンに配置する。

機能 下膳後の食器を認識し、食器を裏返して残飯を捨て、洗浄ゾーンへ平置きします。
開発状況 実証実験先募集(給食、学食、社食等の大型食洗機への設置を想定)


食洗機ロボット

ロボットアームがお皿を識別し、予備洗いをしてラックに重ね入れ、食洗機にラックを押し込む。その後洗浄が終わった後のお皿を棚に陳列する(アームロボットを2本利用)。1時間で約40~60人分の食器を洗浄可能。(開発状況:実証実験先を募集、丼ぶり業態を想定)

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山田 航也

横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。

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