ATOUN 腕と腰を同時にアシストする「ATOUN MODEL Y + kote」を新発売 3つのアシストモードで省力化・省人化をサポート

株式会社ATOUN(アトウン)は腕と腰を同時にアシストできる着用型ロボットパワードウェア「ATOUN MODEL Y + kote」を2021年1月25日に発売したことを発表した。エネルギー業界や物流業界をはじめ、建設業界、繊維業界、製薬業界、農業界など、すでに予約注文をしている企業から順に出荷・提供する。

同製品は腰用のパワードウェア「ATOUN MODEL Y」に腕用のアシストパーツ「+ kote」を付加することで、腰と腕の同時アシストを可能にした新モデル。指先に取り付けたセンサーを使って、肩付近のモーターによってパワーを調節しながらワイヤーを巻き上げ、手首を引き上げることで腕をアシスト。フレームレスで人の自由な動きを妨げず、現場の多様な作業に対応。なお、ワイヤーを用いたフレームレスな腕のアシスト機器の量産化は世界初(同社調べ)。



新型コロナウイルス感染予防対策として、多くの作業現場で“三密”をさけるために現場に配置する人員を減らす「省力化、省人化」が進んでいる。そのような現場ではひとりひとりの負担が増えることも少なくないことから、腕と腰の両方のアシストによって身体的な負荷を軽減するATOUN MODEL Y+ koteの導入を検討する企業が増えている。また、1年近くにわたる実証実験結果をふまえて、腕をアシストするパーツ「+ kote」の量産モデルには新たに3つのアシストモードを搭載。作業内容や個々の作業者の好み・動きの癖にあわせて、腕を引き上げるワイヤーの稼働方法を変えてアシストのスタイルを選択できるようになっている。

■3つのアシストモード

・ダイレクトモード
指先センサーを押しつける強さに応じて、ワイヤーによって腕を引き上げる力を調節できるモード。応答性が良いため、敏捷な動きを必要とする荷捌きやさまざまな形状の荷物を扱う作業などに適している。




・ホールドモード
指先センサーで荷物をタップすることで、ワイヤーによる腕の引き上げのON/OFFを切り替えることが出来るモード。一定時間、荷物を保持することがある作業や、持ちにくい荷物を扱う作業などに適している。

・オートモード
腰もしくは腕が動き出すタイミングに合わせてワイヤーによる腕の引き上げを行うモード。身体の動きに連動させることができるため、大型の荷物や重量物を扱う作業などに適している。

「ATOUN MODEL Y + kote」その他仕様

アシスト力(MAX値) 腕12kgf(片腕6kgf)+ 腰10kgf
防塵、防水機能 IP44相当
稼働時間 約2.5時間(メーカー基準)
重量 5.8kg(バッテリーを含む)
関連サイト
ATOUN MODEL Y + kote

ABOUT THE AUTHOR / 

山田 航也

横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。

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