株式会社 新社会システム総合研究所は2021年4月14日(水)に『ドローンの産業利用本格化に向けた最新動向』と題したセミナーを開催することを発表した。受講料は1名につき22,000円(税込)。(上の画像は新社会システム総合研究所ホームページより引用)
【13:00~13:40】 レベル4を目指したドローンの新たな制度
「空の産業革命に向けたロードマップ2019」において、2022年度からのレベル4飛行(有人地帯の目視外飛行)の実現が「小型無人機に係る環境整備に向けた官民協議会」において目標が掲げられた。海外のドローンの制度、ISOでの標準化活動とともに、国内での制度の方向性に関して整理する。
【講師】
東京大学 名誉教授/未来ビジョン研究センター 特任教授 鈴木 真二 氏
【講演内容】
1.空の産業革命に向けたロードマップ
2.ドローンの登録制度
3.ドローンの機体認証
4.ドローンの操縦技能確保
5.海外の動向、国際標準化
6.質疑応答
【13:50~14:30】 KDDIスマートドローンの取り組み
ドローン市場は拡大傾向になり、レベル4の制度化を見据え、この傾向は加速化傾向にある。KDDIは4G/5Gを搭載したドローンをスマートドローンと位置づけ、2016年頃より、各種の実証及び、サービス提供を進めてきた。講演ではスマートドローンのメリットやこれまでの取り組みの共有と共に、5G時代を見据えた今後の適用ユースケースについて紹介を行う。
【講師】
KDDI 経営戦略本部 ビジネス開発部 ドローン事業推進グループリーダー 博野 雅文 氏
【講演内容】
1.スマートドローン
2.インフラ点検、監視、測量、物流
3.4G LTE、5G
4.質疑応答
【14:40~15:20】 グリッドスカイウェイがめざすドローンの社会実装について
東京電力パワーグリッド、NTTデータ、日立製作所、中国電力ネットワークが共同で設立したグリッドスカイウェイでは、電力設備の上空等を活用した全国共通の「航路プラットフォーム」構築をめざしている。講演では同プラットフォームを利用した目視外飛行(レベル3飛行)による送電設備の巡視・点検や災害対応でのドローン活用など、社会実装に向けた最新の取り組みを紹介する。
【講師】
グリッドスカイウェイ マネージャー 齋藤 亮平 氏
【講演内容】
1.グリッドスカイウェイとは
2.目視外飛行による送電設備の巡視・点検
3.災害対応でのドローン活用
4.航路プラットフォームが切り拓く目視外飛行の世界
5.質疑応答
【15:30~16:10】 土砂災害消防救助活動現場におけるドローン利用について
近年、無人航空機(ドローン)の技術革新ならびに低価格化に伴い、災害時の救助活動におけるドローンの利用が注目されている。土砂災害現場の救助活動においても高所からの俯瞰的情報は有用であり、捜索・救助活動の迅速化や安全性の向上などが期待されている。講演では実際の土砂災害現場の消防救助活動においてドローンを活用した事例を報告するとともに、今後の課題についても紹介する。また現在のドローンに関する消防庁の取り組みについてもその一部を紹介する。
【講師】
消防庁 消防研究センター 技術研究部地震等災害研究室 主任研究官 土志田 正二 氏
【講演内容】
1.土砂災害と消防救助活動
2.消防救助活動とドローン
3.土砂災害消防救助活動現場におけるドローン利用
4.ドローンに関する消防庁の取り組み
5.質疑応答
【16:20~17:00】 ドローンの産業利用における福島ロボットテストフィールドへの期待
福島ロボットテストフィールド(RTF)は福島浜通りの復興を目指す「福島イノベーション・コースト構想]のロボット分野拠点として整備され、ドローン等の開発・実証実験の場として活用されている。ドローンの産業利用を推進するためには技術基準や運用ガイドラインの整備により社会受容性を確保することが重要であり、これらの制度整備や空飛ぶクルマ試験飛行拠点などを目指すRTFの取組みについて紹介するとともにナショナルセンター化など、RTFに期待する今後の取組みについて紹介する。
【講師】
総合研究奨励会 日本無人機運行管理コンソーシアム 事務局長 秋本 修 氏
【講演内容】
1.福島ロボットテストフィールドの整備状況
2.ドローン利活用ガイドライン策定への取組み
3.ドローンサービス品質標準策定への取組み
4.ナショナルセンター化への期待
5.質疑応答
セミナーページ
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山田 航也横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。