家族型ロボット「LOVOT」が「第9回ロボット大賞」総務大臣賞を受賞 新しいロボット産業発展のモデルとして評価

ロボットベンチャーのGROOVE X 株式会社は家族型ロボット「LOVOT」(ラボット)のロボット技術や人間科学の視点から愛着を持てるロボットの開発をめざすコンセプト、投資を募るビジネスモデルなどが評価され、新しいロボット産業の発展のモデルとして「第9回ロボット大賞」総務大臣賞を受賞したことを発表した。


『LOVOT』を新しいロボット産業の発展のモデルとして評価

「ロボット大賞」は経済産業省、一般社団法人日本機械工業連合会、総務省、文部科学省、厚生労働省、農林水産省、国土交通省が共催し、ロボット技術の発展や活用を促すため、特に優れたロボット等を表彰する事業。


将来の市場創出への貢献度や期待度が高いと考えられるロボットおよびロボットに関連するビジネス・社会実装、ロボット応用システム、要素技術、高度ICT基盤技術、研究開発、人材育成を表彰することにより、ロボット技術の開発と事業化を促進し、技術革新と用途拡大を加速する、社会に役立つロボットに対する国民の認知度を高め、ロボットの需要を喚起するとともに、全国から広く募ることで日本のロボット技術の動向を把握することを目的としている。

今回の受賞では「コミュニケーションロボットとして非常に優れた技術を搭載しており、インパクトがある。ユーザーの多くが女性であることや、人間科学の視点から愛着を持てるロボットを目指していることから、新たなペットロボットの展開も期待できる。また、投資を募ってビジネスを行っている点も今後の新しいロボット産業の発展のモデルとして評価できる」。と、『LOVOT』の開発コンセプトや技術、ビジネスモデルなど多角的に評価された。


【審査員のコメント<全文>】

『LOVOT』はノンバーバルなコミュニケーションを採用したコミュニケーションロボットで、従来のロボットのように人の仕事の代わりはせず、抱き上げた時の体温を再現し、複数のカメラやセンサー、AI(アルゴリズム)を通じ、足のホイールで移動します。人や動物の姿を模した形をしていないことで、模倣による愛着度の低下を軽減し、月額でサポート料金を設定することで本体価格を安価にし、ペットが飼えない世帯向けの需要に対応したロボットとしても注目されています。


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山田 航也

横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。

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