ドラック&ドロップでVRモデルルームを瞬時に生成する内見サービス「AR内見」β版を期間限定で無償提供

株式会社x gardenと東急住宅リース株式会社は、バーチャルモデルルームを瞬時に生成するARグラス・iPadを活用した内見サービス「AR内見」の実証実験を東急住宅リースの管理マンション「コンフォリア新宿イーストサイドタワー」にて開始することを発表した。

AR内見について

AR内見は不動産仲介会社向けに開発された「バーチャルなモデルルームを瞬時に生成する」営業ツール。仲介担当者はiPadでバーチャルなモデルルームを作成し、作成したモデルルームはAR表示モードで表示することができる。作成したデータはサーバー上に保存することが出来るため、いつでも再利用することが可能。「法人オフィス用」だけでなく「一般消費者向け賃貸」にも対応しているため、幅広いユースケースで利用できる。

AR内見は「家具がない状況だと、物件を決めるのが難しい」と実際にx gardenメンバーがオフィス内見で感じた課題感から生まれたプロダクト。遠隔で確認するVRとは異なり、実際に物件を訪れた際に利用するサービスで、「まずVRで内見の候補を絞り込み、実際に物件に訪れた時にARを使う」という新しい購買プロセスを提案するものだと同社は考えている。

AR内見(β版)を使って出来る事

1.モデルルームの作成
様々な間取り・広さに合わせて自在にモデルルームを誰でも簡単に作成することができる。

2.バーチャルモデルルームの保存/再利用
一度作成したモデルルームは「建物名」「部屋番号/区画番号」を入力してサーバー上に保存できるため、何度でも再利用可能。

3.ARバーチャル家具の表示。家具の再配置・削除・追加
作成したバーチャルモデルは瞬時にARモードで投影できる。一度置いた家具の再配置や家具を追加も可能。

4.複数デバイス間でのマルチプレイ、同期機能
AR内見は複数デバイスでの共有体験が出来るようマルチプレイ機能を実装している。「人物A」がiPadを使って動かした家具は、別のiPadを使用する「人物B」にも反映される。

β版を期間限定で無償提供

x gardenはXR時代のクリエイティブ共創カンパニーとして、これまで様々なクライアントとXRを用いた次世代ソリューションを開発してきた。今回のAR内見は過去の知見を生かして開発したオリジナルの自社サービス。

東急住宅リースは新たな内見ツールの導入を検討しており、「AR内見」を導入しバーチャルモデルルームを実現することで、内見だけではイメージしにくい実際の生活をユーザーが体験でき、入居の決め手となることで稼働率向上が期待できることから、サービスの導入に至った。x gardenは昨今、「VR内見」のサービス導入が増え、今後「AR内見」も不動産管理業界での活用が予想されるため、その先駆けとなるべく実証実験を開始した。

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