トプコンの農機自動操舵システムが「ロボット大賞」優秀賞 既存の農機に後付けで自動化
ポジショニング、スマートインフラ等の製造・販売を行っている株式会社トプコンは、将来の市場創出への期待度が高いと考えられる優れたロボット等の先進的な活用や、研究開発、人材育成の取り組みを表彰する「第9回ロボット大賞」において、同社が開発・販売する農機用自動操舵システムが優秀賞(農林水産業・食品産業分野)を受賞したことを2021年3月17日に発表した。
次世代のロボット技術(RT)が、幅広い分野における生産性の飛躍的向上、単純な繰り返し作業や過重な労働等からの解放、急速な少子高齢化が引き起こす労働力不足の解消や、安全・安心な社会の実現に貢献すると期待されている。
そこで、経済産業省(幹事)、一般社団法人 日本機械工業連合会(幹事)、総務省、文部科学省、厚生労働省、農林水産省、国土交通省の共催で、我が国のロボット技術の発展やロボット活用の拡大等を促すため特に優れたロボットや部品・ソフトウェア、それらの先進的な活用や研究開発、人材育成の取組みなどを表彰する制度として2006年より日本のロボット技術の発展や社会実装を促進することを目的とした「ロボット大賞」を設置。なお、今回表彰が行われる「第9回ロボット大賞」では、2020年4月から8月末日までにエントリーのあった製品より選出されている。
同システムの概要と授賞理由
同システムは後付け式のため、既存農機を容易に自動化でき、且つ複数の農機で使い回すことも可能。このような、1つのシステムで多くの農作業に活用できるメリットが評価されての受賞となった。同社は、経験と勘に頼っていた従来の農作業から、自動操舵システムによる位置情報と農作業から得られる様々なデータを連携させることで、“農作業のDX化”を推進し、日本の農業の更なる発展に貢献していくと述べている。
受賞ロボット技術(自動操舵システム)紹介
■【動画】自動操舵システムの紹介
■【動画】【第9回ロボット大賞】受賞者紹介(※9分27秒から)
https://www.robotaward.jp/winning/index.html
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株式会社トプコン