【動画あり】汎用人型重機「零式人機 ver.1.0」を初公開 「空間重作業人機​」開発プロジェクト始動!JR西日本×日本信号×人機一体

2021年4月より開始する、株式会社人機一体と西日本旅客鉄道株式会社、日本信号株式会社の3社による、先端ロボット工学技術に基づく高所重作業対応の汎用人型重機「空間重作業人機」の社会実装に向けた開発プロジェクトのキックオフとして、空間重作業人機 PoC試作機である人機社の「零式人機 ver.1.0」を、ロボテスEXPO2021@福島ロボットテストフィールドにて初公開した。

以下の動画は、福島ロボットテストフィールドで2021年3月18日に撮影されたものだ。

■【動画】20210318_193243 + JINKI type Zero + First Public Release 4 Demo



■【動画】220210318_190618 + JINKI type Zero + First Public Release 2 Demo



■【動画】220210318_192945 + JINKI type Zero + First Public Release 3 Demo



三社連携キックオフ ▼キックオフ参加者:JR西日本 執行役員 鉄道本部 電気部長 三津野隆宏氏(株式会社人機一体 取締役、写真右)/日本信号株式会社 代表取締役社長 塚本英彦氏(写真左)/株式会社人機一体 代表取締役社長 金岡博士(写真中央)




人機社の先端ロボット工学技術

従来のロボットは【自動・自律、AI ベースでは「現場での汎用・非定型作業」ができない】【外界との接触を伴う力学的相互作用を、一般的な「固い」位置制御で実行することは難しい】【物理的な「力」を自在に操ることができない】【衝突・摩擦などの外部からのイレギュラーな衝撃・干渉に弱い】といった問題を抱えていたが、人機社は、同社独自の「人型重機を造れるほどの先端ロボット工学技術に関する知的財産」を、人機プラットフォームという独自ビジネスモデルを利用して最大限に活用することにより、これまで「自動化」は不可能と思われてきた現場の「機械化」を実現できるとしている。

人機社の独自技術概観「人型重機を造れるほどの先端ロボット工学技術に関する知的財産」




空間重作業人機 社会実装プラットフォームのコンセプトスケッチ

「空間重作業人機」の社会実装に向けた開発プロジェクトと同時に、有限会社znug design(ツナグデザイン)クリエイティブコミュニケーター/デザイナーである根津孝太氏と共に、人機社が進める汎用人型重機、そしてその上位の「人機一体」トータルブランドデザインを行なうプロジェクト「人機一体トータルブランドデザインプロジェクト」がスタートする。いつまでも多くの人が生身で、重作業、重筋作業に従事しているのは間違っているとの考えのもと、同プロジェクトでは、人機プラットフォームに参加する企業(人機プラットフォーマ)と共に、未来の「働く」を創ることを目的としており、人機プラットフォームは、まずは鉄道分野において、高所作業対応の汎用人型重機である零式人機を試作して有用性を確認し、近未来の「働く」の形を再デザインする予定だ。

キックオフとして、空間重作業人機 社会実装プラットフォーム についての二枚組イメージイラストを作成。【znug design 未来の「働く」を創る。作業機編/znug design 未来の「働く」を創る。操作者編】

znug design 根津孝太氏との連携

■ znug design 根津孝太氏:千葉大学工学部工業意匠学科卒業。トヨタ自動車入社、愛・地球博『i-unit』コンセプト開発リーダーなどを務める。2005 年有限会社 znug design 設立、多くの工業製品のコンセプト企画とデザインを手がけ、ものづくり企業の創造活動の活性化にも貢献。「町工場から世界へ」を掲げた電動バイク『zecOO』、やわらかい布製超小型モビリティ『rimOnO』などのプロジェクトを推進する一方、GROOVE X『LOVOT』、トヨタ自動車コンセプトカー『Camatte』『Setsuna』、ダイハツ工業『COPEN』、THEMOS ケータイマグ『JMY』『JNL』『JNR』、Afternoon Tea ランチボックス『LUNCH WARE』、タミヤミニ四駆『Astralster』『RAIKIRI』などの開発も手がける。

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ロボスタ編集部

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