令和版「夜のミステリー season 2」AudioMovieとポットキャストで配信開始「JAPAN PODCAST AWARDS 2020 エンタメ部門」受賞

株式会社TBSラジオはオーディオコンテンツブランド「AudioMovie」(オーディオムービー)にて、3月19日(金)16時より、ミステリーの匠たちによる『令和版 夜のミステリー by AudioMovie』の新エピソード3本をAudioMovie公式サイトおよび、ポッドキャストで配信することを発表した。

AudioMovie公式サイト(ブラウザで聴くことができる)
『令和版 夜のミステリー by AudioMovie』


『令和版 夜のミステリー by AudioMovie』について

現代の作り手により、40数年ぶりにオリジナル脚本でリメイクされたTBSラジオの伝説的ホラー番組「夜のミステリー」。オリジナルストーリーやリスナーから寄せられた恐怖体験によって構成される形はそのままに、脚本、芝居、録音、整音、効果、編集すべての過程を“令和”にふさわしくアップデート。イヤホンやヘッドホンの聴取環境が整ってきた現代に合わせた音像を作り上げた。


同作品は数々のホラー作品を生み出してきた三宅隆太監督が、長年仕事をする効果の小山秀雄氏、整音・丸橋亮介氏らと共に、オリジナル作品をAudioMovieで製作。従来の音声ドラマの手法に縛られない演出を駆使して新境地を目指した。同作品は「JAPAN PODCAST AWARDS 2020 エンタメ部門」を受賞し、審査員より“音声ドラマの新たな基準となる作品”と評されている。


三宅隆太監督



新エピソード全3話/1本10分程度

以下、3作品はAudioMovie公式サイトおよび、Apple Podcasts、Google Podcasts、Spotify、Amazon Musicなどの主要なリスニングサービスにて利用できる。

・ヘッドホンやイヤホンなど、集中しやすいデバイスで、周囲が静かな環境でお聴きください。
・本編中に〈怖ろしい音〉が鳴る箇所があります。心臓の弱い方、怖い体験をしたくない方は聴取をお控えください。
・この番組はフィクションです。

『9時45分』
蒸し暑い夏の夜。サラリーマンの志賀は、会社の後輩・野宮のアパートを訪れる。無断欠勤が続き、連絡も取れなくなっていた野宮の身を案じてのことだったが、いざ対面した野宮は思いのほか普段と変わらぬ様子。ところが欠勤の理由を尋ねると野宮は奇妙なことを口にした。「女がくるので部屋から出られないんですよ」詳しい話を聞こうと部屋に上がった志賀は、そこで怖ろしい事実と向きあうことになる……。

■出演者
志賀健司役:小田篤、野宮孝弘役:内野謙太、訪れる女役:ハマカワフミエ

『プロペラの音』
夏の昼下がり。小谷裕介はごく普通の大学生だったが、最近は授業も受けず自室で昼寝ばかりしていた。原因は寝不足。毎朝飛来する飛行機のプロペラ音がうるさくて目が覚めてしまうのだ。お陰で生活リズムは狂うばかり。友人の繁から航空会社にクレームを入れるよう薦められるも、件の飛行機の所属先など知る由もない。小谷は繁から紹介された飛行機マニアの男に「プロペラの音」を聴いてもらい、打開策を探ることにするが……。

■出演者
小谷裕介役:内野謙太、岸和田繁役:杉山ひこひこ、神崎真一郎役:本間剛

『雪道で』
雪の降る夜の山道。車を運転していた倫子は突然の故障で立ち往生してしまう。東京から来たばかりなうえに大の機械オンチの倫子。周囲は山深く携帯の電波も届かない。ひとり困り果てる倫子の元に、ふいに現れる親切そうな老婆。家が近所だというその老婆は「ウチにいらっしゃいよ、電話貸してあげるから」と優しく微笑む。まさに渡りに船。倫子は老婆に導かれ、雪深い山道を歩いていくのだが……。

■出演者
間宮倫子役:ハマカワフミエ、老婆役:鈴樹志保



スタッフ
監督・脚本 三宅隆太/ミヤケリュウタ
1972年東京生まれ。若松プロダクション助監督を経て、フリーの撮影・照明スタッフとなり映画・TVドラマの現場に多数参加。 ミュージックビデオのディレクターを経由して、脚本家・監督に。 また日本では数少ないスクリプトドクター(脚本のお医者さん)として国内外の映画企画に多く携わっている。 主な作品……映画『クロユリ団地』『呪怨 白い老女』TVドラマ『ほんとにあった怖い話』『怪談新耳袋』等多数。
整音 丸橋亮介(IMAGICA Lab.)
IMAGICA Lab.所属ミキシングエンジニア。
2007年IMAGICAディオ入社、TV-CMのMAチームに配属。
劇場作品、テレビドラマなどの経験を経て、 2017年新部署を立ち上げIMAGICA初のダビングルームを完成させる。
2020年日本語吹き替えの新スタジオ「IMAGICA SDI Studio」のシステム設計を担当。
効果 小山秀雄
1973年神奈川県生まれ。
1992年、音響効果制作会社「サウンドボックス」に見習いとして参加後入社。
2001年退社後フリーになり、効果制作協力として同「アルカブース」に参加後独立、現在に至る。
本シリーズの監督脚本を務めた三宅隆太が監督した、映画「七つまでは神のうち」「怪談新耳袋」の音響効果を手がけた。
脚本(『9時45分』のみ共同脚本) 菅野友恵
千葉県出身。大学卒業後、アシスタントプロデューサーとして映画制作に携わる。TVドラマなどの脚本を経て、2010年『時をかける少女』で劇場長編作デビュー。以降、映画『陽だまりの彼女』『味園ユニバース』『影踏み』『浅田家!』などの脚本を担当。2021年、『夏への扉―キミのいる未来へ―』(三木孝浩監督)が公開予定。
エグゼクティブプロデューサー 加藤哲康(TBSラジオ)
プロデューサー 橋本吉史(TBSラジオ)
キャスティング 吉川敏司(ai-ou!)
AudioMovie Code監修 堀内進之介(Screenless Media Lab.)
WEB・配信担当 上之家克子(TBSラジオ)
プロジェクトマネージャー 百枝一実(TBSラジオ)
ビジュアルデザイン 久能木一成(エンジンアイディー)
制作著作 TBSラジオ

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山田 航也

横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。

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