株式会社ZMPは、テストコース向け自動運転システム「カートモ」の受注を開始したことを発表した。
同システムはZMPの自動運転車両RoboCarシリーズに各種センサー、自動運転コンピューターIZACを搭載し、テストコース上を自動走行させることが可能。あらかじめ走行パターンを設定することで、運転操作なしで車両を走行させることができる。運転席にドライバーのいる有人状態での走行に加え、ドライバーのいない無人状態での走行にも対応可能。また、ユーザーのセンサー等を追加し、車両情報と同期して記録できるロガーの構築も可能。
テストコース自動運転システム 車両&搭載センサー例
導入に際してはテストコースの自動運転マップの作成、テストシナリオの作成と実装といったサポートも実施。利用可能な車両は小型EVバス「RoboCar Mini EV Bus」、SUVタイプ「RoboCar SUV」、ミニバンタイプ「RoboCar MiniVan」の3種類をラインナップし、開発・評価の目的や業務内容に沿ったシステムの構築が可能(販売価格はテストコースでの走行業務の内容により、別途見積)。
小型EVバス「RoboCar Mini EV Bus」
SUVタイプ「RoboCar SUV」
ミニバンタイプ「RoboCar MiniVan」
同システムにより、テストコースでの走行業務における、ドライバー不足への対応、走行の負荷軽減が可能。また、コンピュータによる自動運転により、ドライバーの属人性を排除した走行が可能となり、テスト条件の再現性向上など、開発・評価業務の効率化が期待できる。
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山田 航也横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。