大和自動車交通株式会社は2021年4月1日より株主として参画しているS.RIDE株式会社を通じて、ソニーグループ株式会社が提供するAI「需要予測サービス」を大和自動車交通グループ東京都内約2,000台のタクシー車両に導入していくことを発表した。利用者の降車後、営業エリアに向かう際、タクシー乗務員に需要が高いスポットを経由する走行ルートを提案する等の機能を備える。
需要予測サービスの主な機能
「需要予測サービス」はタクシー内に設置されている乗務員用タブレットを通じてドライバーに効率的な走行ルートの意思決定を支援するサービス。ソニーグループのAI技術を活用し、東京都内で営業走行する10,000台を超えるタクシー車両の走行データを基に開発された。
需要予測 | 500m四方ごとの需要のヒートマップ表示や、高需要スポットのピンポイント表示 |
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おすすめルート表示 | 利用者の降車後にドライバーが得意な営業エリアに向かう際などに、需要が高いスポットを経由するルートの提案 |
特需発生通知 | 電車の運休・遅延情報、大型イベント終了など、タクシー需要が急激に高まりをリアルタイムで検出し通知 |
天候予測 | 局地的な大雨を予測 |
空車動態表示 | S.RIDEが保有する空車タクシー情報を地図上に表示し、需要に対する供給状況をリアルタイムに提示 |
ロング率 | 長距離・長時間乗車が高いスポットを需要予測 |
大和自動車交通は創業以来80余年にわたるハイヤー・タクシー事業を主軸に、業界初の株式上場企業としてリーディングカンパニーの役割を担っている。近年では業界初の自動運転移動サービスの公道実証実験、台湾大車隊股份有限公司との相互海外配車サービスの実現等々、IoTやAIを活用した新時代サービスの創造に積極的に取り組んでいる。
需要予測サービスの活用によって、コロナ禍の厳しい営業環境においても、ユーザーとタクシー車両を効率的にマッチングすることで実車率向上効果、及びタクシー乗務員未経験者にとって安心して業務を開始できる環境構築により、募集活動に繋がることを期待しているとしている。
大和自動車交通株式会社 代表取締役社長 前島忻治氏のコメント
ソニーグループ株式会社 執行役員AIロボティクスビジネスグループ 川西泉氏のコメント
大和自動車交通株式会社
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山田 航也横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。