NTTドコモ九州支社オフィスの混雑情報を可視化 満席やコロナ禍の密を回避 WEBから席を予約可 VACANのIoTサービス採用

株式会社バカンは株式会社NTTドコモの九州支社オフィスに混雑情報可視化IoTサービス「VACAN」を始めとした、混雑の可視化および座席の即時予約サービスの提供を開始したことを発表した。


AIカメラや専用センサーを用いて混雑情報を取得・配信

今回の導入では、NTTドコモの九州支社オフィスにリアルタイム空き情報配信を行うインターネットサービス及び座席の直前予約サービスを提供する。混雑情報の配信はバカンが提供するリアルタイム空き情報配信プラットフォーム「VACAN」(バカン)を、座席予約は人手を介さず直前予約ができるサービス「VACAN Autokeep」(バカン オートキープ)を利用して行われる。これにより、社員はオフィスのリアルタイム混雑情報をPCやスマートフォンから確認できるようになり、WEBサイト上から席の予約が可能になる。また、混雑具合は同施設内に設置されたデジタルサイネージからも確認できる。

混雑可視化の対象となるエリアは、「オフィス内の休憩スペース」「個室/半個室スペース」「会議スペース」。作業スペースや会議室は場所に合わせて、AIカメラや専用センサーを用いて混雑情報を取得・配信する。




現代のオフィスが抱える課題

社員が個々の自席を持たず自由に働く席を選択できるフリーアドレス型のオフィスでは利用者毎に座席が固定されていないため、利用者が多いと作業スペースがないといった状況が座席固定型に比べて起こりやすい。また、オフィストイレも入ってみるまで使用状況の確認が難しいため、満室で使いたいタイミングで使用できないといったことが起こりうる。それに加え新型コロナウイルスの感染拡大により、感染防止の観点から密を防ぐ対策の重要性が高まっている。これはオフィスも例外ではなく、密を防ぎつつ安心して出社や作業ができる環境の整備が求められている。

今回の取り組みにより、オフィス内の混雑情報を利用者が手元でいつでも確認できるようにすることで、利用者のストレス低減や利便性の向上をサポートする。また混み具合を事前に知れることで、密の自主的な回避を促す効果も期待できる。


リアルタイム空き情報配信サービス「VACAN」について

VACANはお店や施設のリアルタイムの空き情報をスマートフォン等で見られるよう配信するサービス。空きや混雑を検知するには様々な方法があるが、今回はセンサーやAIカメラなどを用いて混雑状況を自動で更新する。混雑状況表示は、「空きあり」「やや混雑」「満」の3段階で表示される。

空き状況可視化の仕組みイメージ


店内座席の即時予約サービス「VACAN Autokeep」について

店内座席の即時予約サービス「VACAN Autokeep」は、施設側の人手を介さずに座席の空き・予約を管理できるサービス。席に専用タブレットを設置し、利用者が着席する際にタブレットを通して利用開始の操作をする。これにより得た、席のリアルタイム利用状況データを使うことで、WEBサイト上から現在の空き状況を確認・予約できるようにしている。

予約は専用WEBサイトから行うことができ、施設側の人手の負担を極力抑える形で席予約のシステムを実装できるため、導入施設は既存のオペレーションをほとんど変えること無く、座席管理が可能となる。

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山田 航也

横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。

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