株式会社アルファクス・フード・システム(以下、AFS社)は人がいても除菌でき長期除菌コーティングも可能な薬剤噴霧型除菌AIロボットを株式会社西進が運営する「割烹御食事処みちしお」に納品する事となり、その前段階としての実証実験を行うこと発表した。
除菌ロボット導入の背景
宴会や法事等で需要が高い割烹系のお食事処は新型コロナウイルス感染症の密対策等により客足が遠のき、売上が減少している。株式会社西進では休業期間中に名物の貝汁をお店そのままの味が楽しめるように、急速特殊冷凍機器を活用した瞬間冷凍技術で通販事業を立ち上げるなど工夫をしてきたが、4月の開店に向けて「感染予防対策をベースに更なる除菌システムを構築したい」「お客様に分かるように構築した除菌システムを発信していきたい」等の要望から、人体に影響はないが除菌力があり、長期の長持ちコーティングも可能な「ナノプラチナ」を噴霧するAFS社の除菌ロボットを選定した。
紫外線照射型と薬剤噴霧型の特徴が判明
AFS社の除菌ロボットは殺菌力がある紫外線照射型と薬剤噴霧型の2種類があり、数々の実証実験などからどの様な運用・活用方法があるのかのノウハウ取得に努めているという。この2種類の除菌ロボットは、人がいるか・いないかで活用方法は分かれているが、それ以外にも以下のような特徴があることが判明した、と発表した。
ロッカーの活用が多い場所は紫外線照射型
同社によると温浴施設やフィットネスクラブなどロッカーや棚などが多い場所の除菌は、紫外線照射ロボットが得意。特に、新型コロナウイルス感染症予防対策としてマスクなどをロッカーに入れる人がいる場合の環境表面ケアは、薬剤や上から照射する紫外線取付照射での除菌は非常に難しいため、動けて特定のポイントでは数分留まることもできる紫外線照射型ロボットが一番活躍できる。また、紫外線照射時に生じるオゾンには脱臭効果もある点も紫外線照射型がおすすめの理由としている。
人が居るところで噴霧する場合は薬剤噴霧型
薬剤噴霧型のロボットを生かすも殺すも噴霧する薬剤にかかっている。薬剤噴霧に応じた運行計画をユーザーと策定していく事が薬剤噴霧型ロボットの導入メリットを高めていくポイント。基本、人がいても噴霧できることが大前提だが、噴霧液が部屋にある程度漂うまでの時間やその後、薬剤がどのくらいもつかで噴霧回数や噴霧するルートなどを定めていく必要がある。また、天井が高い場所にも天井に吹きかけるように薬剤を噴霧する噴霧型がおすすめだという。
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株式会社アルファクス・フード・システム
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山田 航也横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。