【速報】学生対抗「AWSロボットデリバリーチャレンジ」予選結果発表 決勝進出10チームが出揃う 宮崎大/千葉工大/中大、福島工高専/南多摩中/東工・千葉・北大など

アマゾンウェブサービスジャパン(以下、AWSジャパン)が主催する学生対抗ロボットアプリコンテスト「AWS Robot Delivery Challenge」の予選(タイムトライアル形式)が終了し、各部門の「決勝ラウンド」に進む上位5チームが決定した。

「カスタマイズ部門」では宮崎大学がトップ通過、昨年優勝の千葉工業大学チームをわずか100分の4秒差で振り切った。「初心者部門」は福島工業高等専門学校が2位の南多摩中等教育学校に2秒弱の差をつけてトップで通過した。
決勝は4月27日(火)に行われ、その様子は5月11日に「AWS Summit Online」内で放映予定。

「AWS Robot Delivery Challenge」は高校、専門学校、大学、大学院の学生なら誰でも参加することができる(チームでも個人でもエントリーOK)。予選はシュミレータで行われ、何度でもチャレンジできるタイムトライアル形式。上位5チームが決勝進出をかけてタイム計測にのぞんだ。

予選のコース例

予選はシミュレータでコース内のチェックポイント通過タイムを競った

今回は「初心者部門」(新設)と「カスタマイズ部門」の2つの部門が用意されている。結果は下記の通り。


初心者部門ランキング

上位5位までが決勝ラウンドに進出する。
トップで予選通過したのは福島工業高等専門学校チーム。3月15日の途中経過時点でこのタイムが発表され、そのまま逃げ切った。

1位 53.045 秒
佐藤 龍熙さん, 岸本 篤さん チーム (福島工業高等専門学校)

2位 55.064 秒
須山 凌さん, 天野 匠さん, 東 綺羅さん チーム (東京都立南多摩中等教育学校)

3位 56.115 秒
森田 優希さん, 藤岡 凌司さん, 柳内 幹太さん チーム (東京工業大学 / 千葉大学大学院 / 北海道大学)

4位 62.213 秒
花澤 怜さん, 深谷 拓実さん チーム (東京都市大学)

5位 64.078 秒
古川 樹さん (信州大学)

(5位までが決勝ラウンド進出)

6位 67.379 秒
鈴木 晃希さん, 池渕 晟彦さん, 山下航平さん チーム (慶應義塾大学)

7位 70.663 秒
伊地知 翔也さん, 前田 良悟さん, 中脇 彩登さん, パニアグアカルロスさん チーム (関西大学)

8位 72.78 秒
韓 永貝さん, ZHANG ZIXUANさん チーム(国士舘大学)

9位 103.328 秒
和田 響 さん (職業能力開発総合大学校)

10位 104.714 秒
徳山 輝海さん, 王 藝臻さん, 蔡 宇倫さん チーム (関西大学)




カスタマイズ部門ランキング

上位5位までが決勝ラウンドに進出する。
トップで予選通過したのは宮崎大学チーム。わずか100分の4秒差で、昨年優勝の千葉工業大学を抑えてトップタイムで通過した。決勝も激戦が予想される。

1位 40.42 秒
上田 高寛さん, 東郷 拓弥さん, 浪崎 誠也さん チーム (宮崎大学)

2位 40.465 秒
池邉 龍宏さん, 岩井 一輝さん, 高橋 秀太さん, 春山 健太さん チーム(千葉工業大学)

3位 40.553 秒
小島 潤也さん,石塚 博之さん, 水谷 林太郎さん チーム (中央大学)

4位 41.753 秒
播磨 朋紀さん, 後藤 恒星さん, 宮前 潤也さん チーム (豊田工業高等専門学校)

5位 43.268 秒
羽鳥 優平さん, 櫛部 諒大さん, 仲保零二さん, 小和瀬 加奈さん チーム (芝浦工業大学)

(5位までが決勝ラウンド進出)

6位 43.676 秒
二村 雅也さん, 星野 智恵子さん, 松浦 直紀さん, 松村友太 さん チーム (芝浦工業大学)

7位 44.652 秒
関 祐二さん, 石川 智大さん, 若林 大起さん チーム (慶応義塾大学)

8位 46.097 秒
柴田 雄貴 さん(明治大学)

9位 48.476 秒
真野 翼さん, 小川 司さん, 伏屋 主水之介さん, 磯村真也さん チーム(南山大学)

10位 49.829 秒
関根 基さん, 須山隼輔さん チーム (職業能力開発総合大学校)

シミュレータ画面の例


決勝ラウンドは4月27日(火)

決勝ラウンドはシミュレータではなくリアルのロボット(自動走行ロボット)を使ってリモートで行われる。AWSが用意するロボットを参加者が作った(設定した)アプリケーションを使って動かし、指定されたゴールを目指し、できるだけ多くのチェックポイントを通過することを競うプログラミング競技となっている。

決勝ラウンドで使用するロボット

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神崎 洋治

神崎洋治(こうざきようじ) TRISEC International,Inc.代表 「Pepperの衝撃! パーソナルロボットが変える社会とビジネス」(日経BP社)や「人工知能がよ~くわかる本」(秀和システム)の著者。 デジタルカメラ、ロボット、AI、インターネット、セキュリティなどに詳しいテクニカルライター兼コンサルタント。教員免許所有。PC周辺機器メーカーで商品企画、広告、販促、イベント等の責任者を担当。インターネット黎明期に独立してシリコンバレーに渡米。アスキー特派員として海外のベンチャー企業や新製品、各種イベントを取材。日経パソコンや日経ベストPC、月刊アスキー等で連載を執筆したほか、新聞等にも数多く寄稿。IT関連の著書多数(アマゾンの著者ページ)。

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